第20話 スーパーロボット対決!マジンガーZ対キングジョー
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は神様になんかなれないし、悪魔になんかなるつもりはない。只、あのマジンガーZを使って、俺はこの地球、嫌、この宇宙の平和を守りたいんだ! それだけだよ」
「宇宙の平和…フフッ、随分大きく出たものね。それはつまり、貴方のマジンガーZでこの宇宙に住む全ての生命を守ると言うの?」
「そのつもりだ」
「フッ…ウフフ…アハハハハ」
突如、ドロシーは声を上げて笑い出した。一体俺は何かおかしい事でも言っただろうか? そう甲児はダンを見た。が、そのダンも微かにだが甲児を見て笑みを浮かべている。
「な、何だよ二人して、俺を笑いものにしたかったのかぁ?」
「そうじゃないわ。貴方はとても変わってるわよ。普通の人間ならあれだけの力を持っていれば侵略に用いるのが普通だと私達は思っていたわ。でも貴方は違う。その力を使ってまさか宇宙の平和を守るなんて…」
「そんな素晴らしい考えは君にしか出来ない事なんだよ。兜甲児君」
「あ、あれ? これって俺喜んで良い事なのか?」
褒められてるのか貶されてるのか分からない現状であった。
「良いわ。貴方のその純粋な意見に免じて、本物のドロシー・アンダーソンを返すわ」
「ほ、本当か?」
「でも、気をつけた方が良いわ。一部のぺダン星人はこの星を手に入れようとしている。その場合、貴方に勝ち目はあるの?」
「有るさ! 俺のマジンガーは無敵のスーパーロボットだ! 誰にも負けやしないぜ!」
言い切った辺りで甲児はハッとした。今目の前にはぺダン星人が居る。そんな者の前で大口を叩いたら全てが水の泡になるのでは? そう心配していたのだ。が、そんな甲児の心配とは裏腹にドロシーは笑っていた。
「頼もしい限りね。ならば倒してみせなさい。私達ぺダン星の誇るスーパーロボット、キングジョーを。キングジョーは、明日の正午、神戸港を襲撃するわ」
「あぁ、地球とぺダン星のスーパーロボット対決だな! 今度は俺達が勝つ!」
拳を握り締めて甲児は言い切った。何とも強い目だ。それ程までにあのマジンガーZに信頼を寄せているという事なのだろう。その底知れぬ信頼が時としてとてつもないパワーを生み出す。それを後にぺダン星人は理解する事になるのだ。
***
翌日の正午、ドロシーの言った通り、神戸港に突如キングジョーが現れた。キングジョーは付近の輸送船を破壊し、港を火の海に変えている。が、其処へ再びマジンガーZが躍り出た。今度は誰も援護がない。純粋な一対一の闘いだ。
「さぁ来い! 第2ラウンドの開始だぜ!」
腕を振り上げてマジンガーZがキングジョーを指差す。神戸港を舞台にマジンガーZ対キングジョーのスーパーロボット対決が今開始されたのであった。
その頃、アースラでは殆
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