第20話 スーパーロボット対決!マジンガーZ対キングジョー
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知らせが届いた。
「畜生! 何処のどいつだ!」
甲児は苛立っていた。折角マジンガーが強化されると言う話が持ち上がったと言うのにこういった邪魔が入るのは心底苛立つ。
「もしかしてDr.ヘルの仕業でしょうか?」
「それはないな。もし奴の仕業だと言うのなら科学者を狙うなんて無駄な事はしない。一気に光子力研究所を襲う筈だ。それが科学者だけを狙った。これはもしかしたら俺に対する警告、もしくは挑戦かも知れない」
甲児は唸った。何者かがマジンガーZを倒そうとしている。Dr.ヘル以外の何者かが。
だが、一体何者なのか? 其処までは分からなかった。4基の円盤。それだけが情報原でもあった。
「何にせよ、このままではマジンガーZ改造計画が滞ってしまうわね。どうしたものかしら…」
「後残っているのと言ったら、ドロシー・アンダーソン教授だけだな」
「ドロシー? 本郷さん、その人って一体誰なんです?」
聞いた事のない名前だった。最も、甲児は基本的に趣味以外は疎いので当たり前なのだが。
「ドロシー・アンダーソンと言えばロケット推進学に秀でた科学者だ。マジンガーZを空に飛ばす為には彼女の協力が必要不可欠になる。絶対に彼女を死なせる訳にはいかない」
「よっしゃぁ! そんじゃ早速その人の元へ向おうぜ!」
「慌てる事はないよ甲児君。彼女は今先ほどキリヤマ隊長の通信で無事に光子力研究所に向ったと報告があったんだ」
「本当ですか! そりゃ良いや」
どうやらマジンガーZの飛行計画は無事に成功出来そうだ。これには安堵と同時に喜びも感じられた。
「それじゃ、早速甲児君は光子力研究所に向った方が良いわね」
「分かりました。そうだ、折角だしなのはも来るか? シローやさやかさん達もお前に会いたがってるだろうしさ」
甲児の誘いになのはは断る気はなかった。彼女にとって光子力研究所の人達には色々と助けて貰った事がある。それに彼女にとって甲児はとても親しみ易いもう一人の兄でもあったのだ。
「それじゃ二人共行って来ると良い。その間俺達が守りを気にしておくから心配しなくて良いさ」
竜馬がそう言ってくれた。心強い限りである。早速、甲児となのはの二人はマジンガーZ改良計画を実行させる為一路光子力研究所へと向った。
アースラから時空ゲートを通り富士山麓近くに出てきた。マジンガーZはそのままアースラから直送で光子力研究所に送られ、其処で即座に改良計画が実行されるとの事だった。
「へへっ、いよいよマジンガーZが空を飛ぶ日が来たってもんだぜ」
「これでマジンガーZも無敵になりますね」
「あぁ、マジンガーZが空を飛べるようになりゃ空飛ぶ機械獣なんざ目じゃねぇぜ!」
移動中のパイルダー内でなのはと甲児はそんな話に華を
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