第1章 やって来ました剣と魔法の世界
第6話 召喚事故
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して居た俺に対して、相変わらず、俺の傍……タバサを間に挟んだ右側に居たキュルケがそう話し掛けて来た。
ただ、彼女の方からすると、俺の傍に居る訳では無く、俺の右側に居るタバサの傍に居ると言う事なのでしょうけどね。
ちなみに、才人が俺の左側に居るのは、同胞が傍にいた方が心強いと思った才人の意志だと思いますけど、その才人にくっ付いて、何故かルイズも近くに来ています。
まぁ、あの召喚の儀の時の状況から考えると、このルイズと言う名前の少女は、この学院内では半ば孤立していた可能性も有りますから、この配置も不思議では有りませんか。
何故ならば、あの場……度重なる召喚失敗の時に、誰一人として、彼女を擁護してくれる相手が居ませんでしたから。
何故か、公爵家の姫君を……。
イカン。少し、陰の方向に思考が向かうな。そう思い、気分を陽の方向に向かわせる為、知的好奇心の対象。具体的には、現在、使い魔召喚作業が行われている現場へと興味の対象を向ける。
其処には、本日の使い魔召喚の儀の取りを務める人物が、コルベール先生に促されて、魔法学院の生徒たちの視線の交わる点に向かう途中の姿が存在していた。
成るほどね。本日最後の使い魔召喚を行う生徒は、ルイズに対して、ヤケにチョッカイを掛けていた男子生徒のピエールくんとか言う、見鬼の才も持たない魔法使いのタマゴですか。
あっと。そう言えば、未だ聞いていない事が有ったな。何回か耳にして、その度に疑問に思って居たのですが、聞くチャンスが無かった事が。
「えっとな、確か、土のラインとか言っていたけど、それはどう言う意味なんや、タバサ」
どうも、俺が知っている魔法……ルーン魔法と、ここの魔法は若干違うみたいな雰囲気なので、そう聞いて見るのですが。
「彼は、土系統の魔法を二乗で使用可能。魔法のクラスとは、ドット、ライン、トライアングル、スクエアに分けられる。
つまり、彼が土のラインと言う事は、土に更に土を掛ける事によって、土のライン・メイジとなる」
ライン。つまり、線と言う事か。もっとも、これは英語のような気がするのですが。ここの言語は英語に近い言語なのかな。
え〜と。それで、二乗と言う事は、最初五の威力の魔法を放っていた人間がラインになると二十五に威力が跳ね上がると言う事なのでしょうかね。これは確かに、一気に能力が上がりますね。
……ん? しかし、それでは炎系統の魔法はどうなるのでしょうか。
「成るほど。そうしたら、炎系統の魔法の場合はどう言う計算式に成るんや?
行使可能な温度が二乗になるのなら、単純計算でも、最初はろうそくの温度だった物が、ラインに成ると百万度の炎……ここまで行くと炎では無くなるけど。に成るのか、
効果範囲が広がる。つまり、行
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