喧嘩祭り(?)in篠ノ之神社
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「ってか、何だよこれ。男ばかりが寄って集って女を虐めるって最悪じゃね?」
本音を言うならば、「お前らに渡さない!」だがな。
「おいアンタ」
「? 何だ?」
「俺たちがすることを手伝ってくれるっていうなら、気に入った女を好きにしていいぜ」
そう言われて少し考える。
(え? あの二人を好きにしていいの? それってどんなエロいこともか? え? マジで!?)
あ、ヤバッ。そっち系なことを考えたら頭がボーッとしてきた。
そしてすぐに冷静になり、戦闘態勢を取る。
「確かにそういう魅力的なお誘いはいいと思う」
「じゃあ―――」
だがと俺は続ける。
「どちらかと言えば俺はお金の方が好きだった。ついでに言うと俺は弱い人間の下に付く気はない」
そう言うと、全員が沈黙した。
「お、俺たちが弱いだと……?」
「ああ。まぁ当然のことだが」
「上等だ! 殺れ!」
その声と同時に一斉に俺に襲いかかってくるが―――その道は鎖によって阻まれた。
「バイバイキーン、とでも言っておこうか」
鎖で全員を拘束し、適当な場所に放り投げた。
「大丈夫か、二人とも」
「……う、うん」
「大丈夫だよ〜」
よかった。目立った外傷はないみたいだな。
「それにしても、さっきの奴らは何だったんだ? 何か知ってる?」
その返答はどちらも知らないだった。まぁいいや。
とにかく俺は二人をIS学園に連れて帰ったとさ。
後日、
「ねぇかざみん」
「何だ本音」
「どうしてあそこで迷ったの?」
「………」
本音から「好きにしていい」と言われたところで制裁されたのは言うまでもない。
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