暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜黒き守護者〜
喧嘩祭り(?)in篠ノ之神社
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


「ってか、何だよこれ。男ばかりが寄って集って女を虐めるって最悪じゃね?」

 本音を言うならば、「お前らに渡さない!」だがな。

「おいアンタ」
「? 何だ?」
「俺たちがすることを手伝ってくれるっていうなら、気に入った女を好きにしていいぜ」

 そう言われて少し考える。

(え? あの二人を好きにしていいの? それってどんなエロいこともか? え? マジで!?)

 あ、ヤバッ。そっち系なことを考えたら頭がボーッとしてきた。
 そしてすぐに冷静になり、戦闘態勢を取る。

「確かにそういう魅力的なお誘いはいいと思う」
「じゃあ―――」

 だがと俺は続ける。

「どちらかと言えば俺はお金の方が好きだった。ついでに言うと俺は弱い人間の下に付く気はない」

 そう言うと、全員が沈黙した。

「お、俺たちが弱いだと……?」
「ああ。まぁ当然のことだが」
「上等だ! 殺れ!」

 その声と同時に一斉に俺に襲いかかってくるが―――その道は鎖によって阻まれた。

「バイバイキーン、とでも言っておこうか」

 鎖で全員を拘束し、適当な場所に放り投げた。

「大丈夫か、二人とも」
「……う、うん」
「大丈夫だよ〜」

 よかった。目立った外傷はないみたいだな。

「それにしても、さっきの奴らは何だったんだ? 何か知ってる?」

 その返答はどちらも知らないだった。まぁいいや。
 とにかく俺は二人をIS学園に連れて帰ったとさ。





 後日、

「ねぇかざみん」
「何だ本音」
「どうしてあそこで迷ったの?」
「………」

 本音から「好きにしていい」と言われたところで制裁されたのは言うまでもない。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ