暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜黒き守護者〜
制圧する風宮兄妹
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「さてっと」

 今日は退院なので俺は荷物をまとめていた。
 ほとんどが臨海学校の荷物のためにあまり量がなかったのは幸いだった。

「そういえば本音、簪さんはやっぱり整備室に篭っているのか?」
「……うん。やっぱり一人で完成させたいんだよ」

 その一人で完成させたい理由は俺もよく知らない。何度か申し出たことがあるが、一人でしたいからと言っているのだ。よく考えると、俺もその辺りの事情はよく知らない。ただまぁ、本人がいらないと言うのなら俺は放っておく。だが……

「宿題、ちゃんとやっているかな………」
「かんちゃんはその辺りは大丈夫だよ。私と違ってね〜」
「今急にお前が心配になったぞ」

 俺はため息を吐くとパフェが食べたくなったので近くの店に寄った。

「いらっしゃいませ、@クルーズへようこそ―――って、風宮君!?」
「あ、デュノアじゃねぇか」
「やっほー、でゅっちー」
「布仏さんも!?」

 何も考えずに入ると、そこにはモドキ―――もといデュノアがいた。

「バイトか」
「あ、うん。とりあえず席に案内するね」
「ああ。頼む」

 そう言ってすぐにメニューを選ぶと、そこにはあるものがあった。

「じゃあ、特大パフェ3つで。それでいいよな」
「うん」
「特大パフェ3つですね。かしこまりました」

 そう言ってデュノアはそこから離れて厨房に戻った。

「ところでかざみん」
「何だ?」
「3つって、2つはかざみんが食べるの?」
『―――違うわ。もう1つは私が食べるの』

 そう言ってシヴァが乱入した。

「え……誰?」
『私はシヴァ・風宮。よろしくね』
「……じゃあ、かざみんの妹?」
『そういうことよ』

 何だろう。仁義なき何かの戦いが起こりそうだ。

「まぁ、仲良くしろよ。頼むから……」

 本当にパフェ食べたいんだから。





 ■■■





 そして何故かメイド服を着たラウラによって特大パフェ3つが運ばれてきた。

「き、貴様は……」
「ボーデヴィッヒ、止めとけ。今のシヴァを挑発するのは得策じゃないぞ」
「そうなのか? それならいいが……」

 ちなみに現在のシヴァは―――本音に近かった。

「ん〜〜〜これサイコ〜〜〜」
「ホントだね〜〜〜〜」

 さっきまでの険悪ムードはどこへやら、二人は仲良くパフェを食べていた。

「………なんという変わりようだな」
「まぁ、シヴァが他人をゴミ扱いするにはわけがあるんだがな」
「それは言えないのか?」
「ああ。言ったら各国が狙うし、まぁ人質なんて取った瞬間に人質を奪還してその国を滅ぼす覚悟は出来ているからな」
「……そうか。では、私は職務に戻る」
「わ
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