第十一話 聖杯の場所その十
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った。かなり具体的である。
「そうさせてもらう」
「結局だから戦うんだよな、俺達」
「そうだよね」
千明と範人はコーラを飲んでいる。何と出してきたのはウガッツ達である。
「おっ、悪いな」
「有り難う」
「ここでは敵も味方もないですから」
ヒラメキメデスも来ていた。
「遠慮されることはありません」
「結局は建国できればそれでいいなり」
「我等はそこで楽しくやるぞよ」
「何か無欲な戦いだよな」
「聖杯さえ貰えればだし」
こう話してであった。この日は敵味方なくくつろいでいた。そしてその次の日。全員朝早く旅館を出てだ。また明日香中を歩き回る。
「結局何処にあるんだよ」
「全然ないけれど」
「本当にあるのか！？」
戦隊の面々は相変わらず明日香の遺跡という遺跡を見回っている。しかも今回は相手も一緒だ。彼等も彼等で遺跡を探し回っている。
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