脱出
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強化改造を受けたライダー達は目覚めると立花達のいるアミーゴへ向かった。そこには生まれ変わった相棒達が待っていた。
「また随分と綺麗になりましたね」
一文字が暫く振りに見た相棒を見て声を出した。
その外見は新サイクロンと変わらない。だがマシン全体が光輝いていた。
「何か別物みたいですね。ここまでやってくれるとは」
本郷も思わず声を漏らした。そこには感嘆が滲み出ていた。
「おう二人共、凄いだろう。新サイクロン改っていうんだ」
「新サイクロン改・・・・・・」
二人は立花が誇らしげに言ったマシンの名を自分達でも呟いてみた。
「速度は600キロまで出せるようになった。ジャンプ力も装甲も今までとはケタ違いだぞ」
「それは凄い」
「性能は新サイクロンの比じゃない。思う存分に使ってくれ」
「俺のマシンも大分変わったみたいですね」
風見が青く輝く自身のマシンを撫でながら言った。
「ニューハリケーンだ。出力を大幅にアップさせている。700キロまで出るぞ」
「ニューハリケーンですか。今のハリケーンに相応しい名前ですね」
風見はそう言うとニヤリと笑った。
「俺のはそんなに輝いていないですね」
結城は自分のマシンを見て一言言った。
「外見はな。ただエンジンを大幅に強化してある。ライダーマンマシンカスタムってとこだ」
「ライダーマンマシンカスタム・・・・・・」
結城は生まれ変わった愛車の名を呟いた。
「前より性能がグンと上がっている。怪人だって吹き飛ばせるぞ」
次に神敬介の方へ顔を向けた。
「敬介、御前のはプロペラのところを特に改造してある。これで空中や水中での移動力がかなり上がったぞ」
「それは有り難いですね。やっぱり俺はカイゾーグですから」
「そう言うと思ったぜ。そのマシンの名前はクルーザーDだ。よく覚えときな」
「はい!」
その横ではアマゾンが赤く輝くマシンに乗っている。
「違う、今までのジャングラーと違う・・・・・・」
アマゾンはマシンに跨りながら呟いている。その声と顔は喜びに満ちている。
「羽根のところを改造したんだ。これで空も飛べるしスピードも段違いに上がった」
「他には?」
アマゾンは子供の様に目を輝かせている。
「おう、森も今までよりずっと速く走り抜けられるぞ。名付けてジャングラーG、もう怖いもんなしだ」
その言葉を聞きながら楽しそうにバイクに乗るアマゾンだった。
「俺のも随分と丁寧に改造してくれたみたいですね」
城はカブトローを見ながら言った。輝きだけでなくその雰囲気も明らかに今までのカブトローとは違っていた。
「お前さんのは電気吸収能力を大幅に上げた。空も飛べるし雷を受けたら音速を超える速さで走れるぞ」
立花は
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