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仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
脱出
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った。
 「自分で切り開く・・・・・・」
 「そうだ。それが人がするべき事なんだ。自分の道は自分で選んで切り開いていく事が」
 「そうか・・・・・・」
 「それが今君が進んでいる道だ。さあまたその道を進んでいこう」
 「ああ」
 ゼクロスは棘を打ち払い再びヘルダイバーに乗った。博士がその後ろに乗る。
 マシンが再び走り出す。それはすぐに見えなくなった。
 それを遠くから見る影が一つあった。役である。
 「これで良し」
 見えなくなったヘルダイバーを見送りながら彼は言った。
 「全ては予定通りだ」
 一言そう呟くとほくそ笑んだ。その顔はまるで何かを知っているようだった。

 脱出  完



                 2003・11・26
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