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仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
脱出
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自信に満ちた声で言った。
 「音速をですか・・・・・・。それは凄い」
 「名付けてカブトローVだ。超電子の力にも充分釣り合うだろう」
 立花は既にライダー達の改造の結果を博士達から聞いて知っていたのだ。
 「ええ、これなら問題ありません」
 「洋、お前のスカイターボもかなり改造しといたぜ。名付けてスカイターボカスタム」80
 谷が筑波に笑顔で言った。
 「スカイターボカスタム・・・・・・」
 「そうだ。ジェット噴射を強化したらマッハ1・3まで出るようになった。普通でも400キロは出る」
 「マッハ1・3ですか・・・。また凄い速さですね」
 「それだけじゃないぜ。装甲も強化したし空中戦の能力も上がった。スカイターボカスタムの名前は伊達じゃねえぜ」
 そう言うと二台のマシンの間に来た。
 「沖、これがお前のマシンだ」
 「はい」
 沖はその二台のマシンを見た。
 「これがVジェットカスタム」
 銀色の大きなマシンをポン、と右手で叩いた。
 「そしてこっちばブルーバージョン改」
 青く輝くマシンを左手で叩いた。
 「Vジェットカスタムはレーダーとか無線機を強化しといた。スピードは特にいじくっていない。元々かなりのスピードを出せる
マシンだからな。それでいいだろ?」
 「はい。電子系を改造してくれたのが心強いです」
 沖は笑顔で頷いた。谷は更に説明を続ける。
 「ブルーバージョン改は機動力を強化させた。空中や海上も移動出来るようになった」
 「つまりこっちは戦闘用ですね」
 「まあそうだな。元々そうだったし思いきって役割を分担させたんだ」
 「成程、今まで以上に臨機応変に使う事が必要ですね」
 「どうだ、出来るか?」
 谷のその言葉に沖は毅然として言った。
 「やるしかないでしょう」
 「そうだ、その意気だ」
 谷はその言葉を待っていた。それを聞いて満面の笑みをたたえた。
 「おやっさん達、有り難うございます」
 九人の戦士達はあらためて二人に礼を言った。だが二人はそれに対し非常に照れくさそうだった。
 「いや、わし等よりもなあ」
 立花はポリポリと頭を掻きながら恥ずかしそうに言う。
 「あいつ等の方が頑張ったし」
 谷が右の方を指差す。ガレージの奥の部屋が空いていた。そこでは滝やがんがんじい達がソファや床に転がって寝ていた。
 「滝・・・・・・」
 本郷と一文字が疲れきった顔で眠っている滝を見て言った。
 「がんがんじいも・・・・・・」
 筑波も口を開いた。
 「あいつ等がいなかったらここまで出来なかったよ。まあ散々こき使ったがな」
 「特にチョロと史郎君はな。色々と使い易かったし」
 二人は笑いながら言った。
 「そうですか、チョロも頑張ったんですね」
 沖がチョロの顔を
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