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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
EpilogueVどっちが勝っても文句なしっby恋する乙女達
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ないかも知れない。

(気付きたく・・・知りたくなかった・・・!)

初めから報われない恋かも知れない、と知る。けど、私だって諦めたくなんてないわ。所詮は私の憶測。それが真実にして事実だとしても、何か報われる方法が在るかもしれない。だったらエリーのように自分の想いを、どうしようもないほど完全にフラれるまで貫き押し通すまでよ。

「その選べない原因を取り除いて、改めて選んでもらう」

「っ!・・・そう。そうね」

エリーはもう、私なんかが護るまでもなく強くなってしまったのかもしれないわね。話はそれでお終いにして、私はターニャ邸の掃除、エリーは執務に戻る。そして今日もまた大きな事件・事故も起きる事なく夜が更け、オーディンさん達グラオベン・オルデンの皆が帰って来た。

「腹減ったぁ〜。アンナぁ、今日の飯なに〜?」

「アイリもお腹空いた〜」

「あたしも〜」

ヴィータとアイリとアギトがお腹を鳴らしながら真っ先に食卓に突っ伏した。それを見たシグナムさんが「手伝え、お前たち」と注意をするのだけど、

「いいえ。構いませんよ。家事は私の仕事なので。シグナムさんも食卓に就いていてください」

「しかし――」

「なら私が手伝おう。ほら、シグナムやシャマル達も席に就け」

オーディンさんが立ちっ放しだったシグナムさんにシュリエルさん、シャマルさんとザフィーラさんの肩を叩いて行き、席に座らせた。台所の卓に置いた料理を盛った皿を、オーディンさんが皆の座る食卓へ持っていく。

「「「私も手伝います」」」「我もお手伝いいたします」

「あ、あたしもやっぱり!」「アイリもやっぱり手伝うね♪」

「おいおい。そんなに人手は要らないぞ?」

2回目の往復の時に全員が一斉に食卓を立って、台所になだれ込んで来てしまった。オーディンさん。あなたが私たちの元へ現れて、世界がガラリと変わった。この日常をこれからも続ける事の出来る術が在るのなら、私は精一杯、見つけようと思うわ。

「遅れてゴメ〜ン。って、みんなして台所に集合して狭くない?」

「立ち止まっていないで早く入ってよターニャ。・・・何やってるのみんな・・・?」

仕事で遅れていたエリーとターニャも合流。そしてターニャは何を思ったのか「エリーゼも交ざってくれば!」とエリーの背中を強く押した。

「うわっ?」

「ちょっ、のわっ!?」

「ふえっ?」「ええっ?」

「きゃあっ?」「なっ・・・?」

「痛゛っ?」

半ば突き飛ばされた形でエリーはヴィータに倒れ込み、ヴィータはエリーに突き飛ばされて前に居たアギトとアイリを突き飛ばし、2人は前傾姿勢でシャマル先生とシュリエルさんの膝裏に突っ込み、ガクッと膝を他力で折られた事でシャマル先生とシュ
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