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ソードアート・オンライン もう一人の主人公の物語
■■SAO編 主人公:マルバ■■
番外編:バトル・ロワイアル
番外編 第一話 張り紙
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だ。攻略組の中でも強さは上位に位置する。手強い相手だが、接近戦に持ち込めば勝機は十分にある。

 Dブロックは恐らく最も観戦者が多いだろう。なにせあの二刀流のキリトが出るのだ。
 キリトは言うまでもない強敵だ。彼の反射神経はとんでもない。初見でマルバの高速短剣技に対抗してみせたあの反射神経は他の参加者を圧倒するだろう。
 ショウキ。マルバは彼についてよく知らない。ただ、敏捷型のカタナ使いだという噂だ。普通のプレイヤーには見えないほど速く動くとか。なんでも、彼とデュエルしたプレイヤーは、確かに斬ったはずなのに空振りして『ふっ、それは残像だ』と言われたとかなんだとか。さすがに嘘だろう。
 イツキ。イツキ……? ええと、彼は確か、体術のみで戦うかなり珍しいプレイヤーだ。そうそう、エギルに負けないほどの筋力を誇る癖に軽業スキルで素早く移動するという、相当珍しい戦闘スタイル。投剣投げてもあっさり避けられるだろう。かといって接近すれば強力な一撃でふっとばされるだろうし。アイリアみたいな槍使いが一番有利に戦えるんじゃないかなあ。

「マルバさん?」
 シリカに呼びかけられてびっくりしたマルバは慌てて彼女の方を向いた。
「どうしたの?」
「いえ、なんだかすごく難しそうな顔をしていたので、どうしたのかなあと」
「あー、ごめんごめん。誰が勝ちそうかな〜って思って」
「頑張ってきてくださいね。かっこよく勝ってきてください」
「うー、善処します……」
 マルバはため息をついた。遠くで鐘の音が鳴り、時間を告げる。
「そろそろ帰ろうよ。ミズキたちがお腹を空かせて待ってるだろうし」
「そうですね。今日は何にしましょうか」
 マルバとシリカは夕ごはんのおかずを考えながら帰路についた。
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