■■SAO編 主人公:マルバ■■
番外編:バトル・ロワイアル
番外編 第一話 張り紙
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P半減を以ってプレイヤーの敗戦とする』ってことは半減決着モードなんだろうね?」
「そうだと思います……けど、『本来ソードアート・オンラインでは多人数参加の試合は定義されていない』のに、どうやって半減決着モードでデュエルするんでしょうか? 『特殊な方法』って……?」
「それだけじゃない。『HP半減を告げるアナウンス』って書いてあるけどさ、普通はデュエルの勝者の頭上にデュエル結果が出るよね? なんでアナウンスなんてするんだろう?」
「デュエルじゃなくて実際に戦闘をする……とかですかね?」
「うーん……それだと圏外じゃなきゃできないはずだよ。 それに『プレイヤーは当日会場で発表される方法に従ってデュエルを受諾し試合を行うこと』って書いてある。デュエルを受諾するんだから、やっぱり普通のデュエルなんじゃないかなあ」
二人はそろって首を傾げた。考えても分からないことは多い。マルバはとりあえず不安を棚上げにして、三日後の戦いに備えて必要なものを脳内でリストアップした。
結晶類は使えないらしいし、ポーションは各二つづつもあれば十分だろう。武器は大丈夫だし、ピックも足りている。
マルバは次に掲示板のCブロックのプレイヤーをちらりと見た。
クライン。彼はカタナ使いだ。一撃の重さを重視した筋力よりのビルドである。回避が重要だ。軽装備で戦うことにしよう。
一番の問題はミズキ。マルバの装備は盾に弱い。体術メインで戦わざるを得ないはず。
そういえばアイリアの方は誰と戦うことになるのだろう……とAブロックの方も確認する。
ジンガ。彼はマルバと同じくオリジナルの二刀使いだ。マルバの円月輪の代わりに直剣を使う。
コーバッツはミズキと同じ武装の筋力型プレイヤーだ。様々な攻撃スキルを持ち、クイックチェンジを駆使して片手剣ばかりでなく片手斧や曲刀なども使う、読みにくい相手である。
そしてBブロックはというと、エギル以外はマルバの知らないプレイヤーばかりだった。
ホーク。名前すら聞いたことがない……と思ったが、どこかで聞いたことがあったはずだ。確か、アルゴがその名前を口にした……気がする。定かではない。
エギルは両手斧使いの巨漢だ。恐るべき筋力を持つ反面敏捷性は低いが、武器を素早さに特化して強化しているため素速い攻撃を繰り出してくる。回避は大したことがないが、装備の防御力が一般プレイヤーとは段違いに違うからスキルを当ててもHPが減りにくい、非常に戦いにくい相手である。……まあ、投剣で遠くからちくちくやればあっさり勝てるんだけどね。
ユカ……は確か、アスナの姉だったはず。あれ、アスナが姉だったっけな? 姉妹そろってしっかりしてるから、どっちが姉らしいとか妹らしいとかがなくて分かりにくい。投剣使いで、正確な攻撃と毒が特徴のプレイヤー
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