十三話
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」
「よろしく、クロム」
ここに男の友情が生まれたのだった
ガサッ
「「「「っ!?」」」」
突然、草むらが動いたような音がして、その方向を見ると、黒い人型の……
それを確認するやいなや、僕達は戦闘態勢を取ろうとした
「あー!アインハルトさん、ごめんなさい!!あの子は大丈夫なんです!」
戦闘態勢を取っていたアインハルトさんを高町ちゃんが止めに入る
「私の召喚獣で大事な家族、ガリューって言うの」
召喚獣って事はアルピーノちゃんは召喚術師……
「だってよ?アス」
アスの手には黒い銃。つまり、レイヴンが握られている
「ふんっ。だったら、お前もその右手の魔力、抜けよ……」
「あはは。どうやら敏感になりつつあるのかもね」
右手を振って、魔力を抜く
「さて、大人組はお昼前にトレーニングでしょ?子供達は?」
「まずは川遊びだな。お嬢も来るだろ?」
「うん!」
大人組はトレーニングで子ども組は川遊びか
「アインハルトとクロム達もこっちに来いな?」
「はい……」
どこか不満そうなアインハルトさん
「さて、どうする?アス、ミルテ」
「私は川遊び!久しぶりにやりたい!」
ミルテがそちらに行くとなると、男は僕とアスだけになるね
「アス」
「行かないから安心しろ……。流石に思春期の男には刺激的過ぎるだろう」
わかっているなら、よしとするよ
ロッジに荷物を置き、僕とアスはノーヴェさん達に見つからないようにその場を離れた
ロッジから少し離れた場所。小規模の模擬戦をするぐらいだったら、丁度いいサイズ
「じゃあ、軽く模擬戦してみようか」
「ああ……。レイヴンッ!」
レイヴンを右手に持ち構えるアス
「さて、僕も少し本気で揉んであげようかな」
浮遊魔法で少しだけ浮き、雷装を発動させる
「昔みたいにはいかねぇよ……!」
「10分間マッチ戦。三戦して、二戦勝った方の勝ち。昔と同じルールだけど、問題ないよね?」
無言で頷き、構えを堅くした
そして、久々の親友との模擬戦を楽しむことに専念したのだった……
ミルテside
「クロムくんもアスくんも来ればよかったのに…」
「そう言ってやるなよ。クロムも多分、あたしらに配慮した結果だと思うぜ?」
少しぼやいていると、ノーヴェさんがその言葉を拾ってくれた
「どう言う事ですか?」
「クロムとアスも男だって事だよ。この光景は流石に思春期男子には刺激が強いだろうからな」
この光景。水着姿のアインハルトさんやノーヴェさん、ルーテシアちゃんにヴィヴィオちゃん達……
「それに、一番はお前だろ
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