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魔法少女リリカルなのはvivid 車椅子の魔導師
十三話
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「あ、こっちはクロムの友達?」

「あ、はい」

スバルさんはアス達の方を向き、

「初めまして、スバル・ナカジマです!よろしくね!」

「ミルテ・エシェルです」

「アス・クルスです……」

自己紹介も一通り済んだから

「スバルさん。他の方は?」

「うん。ノーヴェはもう少ししたら、ここに到着。ティアはもう来てるから、あっちにいるよ」

ティアナさんも来てたんだ

「じゃあ、案内お願いできますか?」

「うん。付いて来てねー」

人ごみをかき分けて奥に進んでいくスバルさん

「おい。クロム……」

進んでいる途中にアスが話しかけてきた

「何?」

「何じゃない…!あれって“銀制服のエース”のスバル・ナカジマさんだろ……!!」

“銀制服のエース”…。ああ、救助隊の

「どうやって知り合ったの?クロムくん」

ミルテまで……

「ノーヴェさん関係でね。でも、スバルさんで驚いてちゃこれから会う人とはもっと驚くんじゃないのかな?」

「「?」」

まぁ会えばわかるよ

スバルさんの後をついて行き、少し広けた場所に出ると、オレンジ色の髪の女性がこっちに向かって手を振っていた

「クロム。久しぶり」

「はい。お久しぶりです。ティアナさん」

アス達を紹介しようとアス達の方を見ると

「「…………」」

ポカーンとしていた。やっぱり驚くよね

「えっと、話せそうもないので、僕が紹介します。黒髪の方がアス・クルス、茶髪の方がミルテ・エシェルです。二人共初等部からの付き合いです」

「へぇー。私とスバルより長いか、同じくらいなのね」

そんなに一緒にいるんだ。でも、確か二人は陸士学校時代から一緒にコンビ組んでたって聞いたかな?

「えっと、ティアナ・ランスターよ。よろしくね」

「「は、はい!」」

本局付きの執務官を前にすれば無理もないね

「それでティアナさん、合宿先ってどこなんですか?ノーヴェさんに聞いても答えてくれなくて」

「ああ、場所は無人世界カルナージって言ってミッドとの標準時差は七時間ね」

無人世界?

「だからか」

「え?なにが?」

僕の呟きが聞こえたようで、スバルさんが聞き返してくる

「ノーヴェさんにこの合宿に参加しないかって誘われた理由が、休養だったので…。でも、無人世界なら納得です」

人がいないなら自然が壊される事もないからね。休養には確かに持ってこいだね

「スバル!連絡は?」

「うん。さっき家を出たってメール来たから、多分もうすぐだと思うよ」

他のメンバーの到着ももうそろそろのようだね


それから数分……

「あ、来た。こっちでー
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