暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはvivid 車椅子の魔導師
十三話
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たからね

「あ、次の停留所だよ」

「俺が押す…」

アスが次止まりますのボタンを押す

そこまで背が低くないんだけど?と言うかアスより大きいはずだよね?別にそこまで気を遣ってもらわないくて結構だよ?

「ふっ」

ドヤ顔しているアス。わざとだね

「……アスだけメニュー、前に戻す」

「お、お前!!」

卑怯とは言わせないよ?僕はアスの為を思ってメニューを組んでるんだからね

「それと、決定だから取り下げないよ?」

満面の笑みで言ってやった。そうしたら、アスはもう無理だと言って顔を伏せた


五つ目の停留所で降り、ミルテの家に向かう。と言っても、ほんの五分歩けば着く距離なんだけどね

ミルテの家の見えて来たと思ったら、もう立って待ってる影が二つ。……あれ?二つ?

「遅いよ!クロムくん、アスくん!」

「これでも急いだ方なんだけどなー。ねぇアス」

「そうだな……」

まだちょっと元気のないアス。まだ気にしてるの?

「それと、お久しぶりです。ミーシャさん」

「久しぶりね。クロムちゃん」

ミルテの隣に立っていた女性はミルテの母親であるミーシャ・エシェルさん。ミルテと同じ栗色の髪で、流してはいるが、やはり管理外世界出身に見えるが、管理世界出身なんだよね

「今回の旅行。ミルテを誘ってくれてありがとうね。それで、一つ確かめたいんだけど」

「なんですか?」

「ちゃんと大人の方はついているんでしょ?」

まぁ、心配する気持ちはわからないでもない。なんせ誰が来るかはほとんど謎のままなのだから……

「大丈夫ですよ。管理局の救助隊の方だっていますから」

「あら?そうなの?だったら、安心ね。他の次元世界だから流石に心配でね」

まぁ危険のない場所とは言ってるから大丈夫だと思うけど……

「ご心配なさらず。僕やアスだっていますから、ではそろそろ行かないと約束の時間に間に合わないので」

「あ、ええ。じゃあ、みんな気を付けていってらっしゃい」

『行って来ます!』

ミーシャさんに見送られながら、僕達は次元港に向かった


次元港に着き、とりあえずノーヴェさんを探す事にした

「待ち合わせ場所とか決めてなかったの?」

「うん。来ればわかるって言ってたから」

ノーヴェさんって結構、大雑把なところあるからなー

「あ、クロムー!!」

「え?」

背後から声をかけられる。この聞き覚えのある声は……

やがて、人ごみの中から声の主が姿を現す

「スバルさん。お久しぶりです」

「うん。久しぶりだね。でも、ゴメンね?ノーヴェに頼まれてたのすっかり忘れてたよー」

スバルさん。忘れるのは酷いです

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