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混沌の魔術師と天空の巫女
序章 始まりと出会い

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て!また落ちちゃうよ!!」

あれから5回落ちて、3回壁にぶつかった・・・。

「ぐうううううっ!!!」

「いい感じ、いい感じよ!!」

「そうなのか、ミント・・・?」

「今は先生って呼ぶの!」




「頑張ってるね、お兄ちゃん。」

「アホみたい・・・。」
































あれから一ヶ月後・・・

「ま、待ってよ〜・・・。」

「遅いぞー。」

俺は完全に飛べる様になった。
俺のスピードについていけてないミントはもうヘトヘトだった。

「立場が戻ったわね。」

「お兄ちゃん、すごい!」

「そらどうも。」

「疲れた〜〜〜〜〜〜〜〜。」

ミントは疲れてこの場から落ちる。

「まったく、世話の掛かる緑猫ね。私がこの緑猫、ベットの上にのせておくわ。」

シャルルはミントを引きずり、家へ戻って行った。

「なあ、ウェンディ。」

「なあに?」

「空からこの周りを眺めてみないか?」

「え?」

「結構いい眺めだったぞ。」

「そ、そうなの・・・?」

ウェンディは少し震えて、そう言った。

「ああ。それに俺がいるから大丈夫だ!」

俺はウェンディに安心させる為にそう言った。

「お兄ちゃん・・・う、うん。私も空から眺めてみたい・・・!」

「よし!じゃあ俺につかまってろよ!」

俺はウェンディを抱える。

「行くぞ!」

俺は空高く飛んだ。
































「ウェンディ。」

「何・・・?」

「眼、開けても大丈夫だよ。」

「う・・・うん・・・。」

少し怖いのか、眼を閉じてるウェンディに声を掛ける。

「あっ・・・。」

ウェンディが眼を開ける。

「どうだ?いろんな所から眺めるだろ?」

「すごいね・・・!」

「だろ。」

「あ・・・ねぇ、お兄ちゃん。」

「何だ?」

「あそこに降りてみない・・・?」

ウェンディの視線には、花畑が見えていた。

「いいぜ。」

俺は花畑へ向かい、降りてゆく。





































「綺麗なお花だね。」

「そうだな。」

俺とウェンディは花畑に降り、ウェンディが何かをしていた。

「はい。」

「?」

これって・・・

「お花の冠、どう・・・?
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