我らの味方は狂戦士
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暴走しそうになっている女子たちがバスの中で談笑していた。
しかしそれだけじゃない。周りは所々凹んでおり、周りには死んではいないが犯人たちと思われる男たちが倒れていた。
「あ、りんりん!」
「りんりん言うな! で、なんなの?」
尋常ではないほど慌てている本音を見て突っ込みながら鈴音は応対する。
「○○○○が重傷だから、いそいで救急車〜!!」
「………ええッ!?」
衝撃の事実に、鈴音は驚いた。
■■■
その頃、一夏とシヴァはそこから移動していた。
「って、何で俺が刀を持っているんだ?」
「あなた、自分がどれだけ重要かわかってないでしょ? それに、あなたのお姉さんはその先よ」
「わかった」
一夏は走り出し、ある部屋に飛び込む。
「そこまでだ!」
そしてヒーローみたいに入ったが、そこには専用機持ちと千冬を囲む男たちがいた。
「………嘘」
「一夏、後ろだ!」
千冬の声に咄嗟に反応して間一髪で避ける一夏。
「まさか、俺たちが逃げていたのはとっくに知っていたのか………」
「その通りだ、ガキンチョ」
男たちの集団の中から白衣の男が現れた。
「良かったなガキンチョ。この女たちが無茶苦茶にされるのを最初から見られるぜ」
「―――!! 止めろ! 今すぐ止めろ!!」
一夏が慌てて止めに入るが、
―――ドスッ
「―――ガッ」
一人の男が一夏を蹴り飛ばして妨害した。
(……やっぱり……俺には………)
一夏が諦めかけた時、
―――カン、カン……プシュー
一つの煙玉が入れられ、周りが白くなる。
「―――こっちです」
「え? ちょ―――」
何者かが一夏を持ち上げてその場から逃げる。
「な、何やっているんですか、山田先生。って、IS!? それよりも俺は―――」
「いいから! 大人しくしなさい!」
「は、はい―――じゃないですって! 降ろしてくだ―――」
―――バチッ
何かが光ったかと思うと、一夏はそこで意識を失った。
「ごめんね、織斑君。こうしろって言われてるの……」
真耶はそう言いながら狭い基地の中を疾走した。
■■■
「……お前……何で……」
千冬は驚いて言葉も出ないというほどか細い声でそれだけ出した。
煙幕の中にいきなり現れた男に、さすがにその場にいた人間は驚きを隠せないようだ。……ただ、一人を除いて。
その男は一歩前に出て、現れた男の紹介を始める。
「紹介しよう、ブリュンヒルデ。彼が今しがた君に話したあの篠ノ之束と同等のずの―――」
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