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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第四十三話
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せ此処でお前達を殺せば万事解決なんだからなっ!殺す、殺す殺す殺す殺す殺す殺すっ!ヒャハハハハハハッ!!」



表情を歪ませたまま、怒気の混ざった声でサレはそう言うと、武器である剣を構え、再び不気味に笑い出す。
そしてそれと同時に…サレの周りに様々な色の輪が出現した。


「な…限界突破《オーバーリミッツ》した…っ!?」


「あの野郎…マジで俺達殺すつもりみてぇだなっ!」


サレがオーバーリミッツしたのを見て、アルヴィンとスパーダがそう言葉を出した。それに対し、全員が武器を構えようとするが…それをヴェイグが止める。


「ヴェイグ…?」


「衛司は目が覚めたばかりでスパーダは怪我をしてるんだ…カノンノとメリアについてもらっててくれ。ジュードと…アルヴィンは、クレアを頼む。アイツとは…俺が闘う」


「…ヴェイグ…分かった」


ヴェイグの言葉にそれぞれが頷くと、ヴェイグは再び一歩前に出てサレと向き合い大剣を構える。


「…サレ…お前の望んでる…俺との闘いだ」


「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺すフヒャヒャヒャヒャヒャッ!!」


壊れたように不気味に笑い続けるサレ。それと同時にサレの周りに膨大な魔力が集まり出す。



「サレ…来い…俺も一撃で決めてやるっ!」


「ヒャハハハハハハッ!楽に死ねるなんて思うなよォっ!吹き荒れろ、狂乱の嵐ィっ!シュタイフェエェ・ブリィイィィィゼっ!!」


ヴェイグの言葉と同時にサレは不気味に笑い続けて叫ぶ。
その叫びと共にサレの周りに集まった膨大な魔力が、巨大な暴風となりサレの背後に現れる。

「ヒャハハハハハハ…さぁ、さぁ、さぁ、さぁ、さぁ…死ねえぇえぇっ!」


「来い…サレエェエェェっ!!」


ヴェイグの迎え撃とうとする声に、サレは指先をヴェイグへと向けるとサレの背後に現れた巨大な暴風はヴェイグへと向けて轟音と共に放たれる。

ヴェイグはそれを迎え撃つように剣を構えたまま……暴風に飲み込まれた。



「ヴェイグっ!!」


「ヒャハ…ヒャハハハハハハ!これでおしまいだよヴェイグぅ!ヒャハハハハハハッ!」



暴風の飲み込まれたヴェイグを見てクレアは声を上げ、サレは勝利を確信したかのように不気味に笑う。
……だが……。


「う、おぉおぉぉぉぉっ!!」


「…な、何ィっ!?」


…それは一瞬の出来事で反転する。ヴェイグを飲み込んでいた暴風が、突然爆発したような音と雄叫びとともにかき消えると、かき消えた位置から冷気を纏ったヴェイグが、限界突破《オーバーリミッツ》を発動させて現れた。




「馬鹿な…馬鹿な馬鹿な馬鹿な馬鹿な馬鹿なぁっ!」

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