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インフィニット・ストラトス〜黒き守護者〜
今、時は回る
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騒動。よく探すと、福音に使われていたコアまでもが消えていた。

「まさか、制御下を離れているなんて―――ないね! この天才・束さんを超えるなんてまず無理だし!」

 そう言ってその場か消える彼女は、知らなかった。自分を超える存在がいるとは。





 ■■■






 ………ここは、どこだ? あ、海の中か。

 ―――はい。あなた様が落とされてもうすぐで丸一日が経過いたします。

 ………そうか。俺も、死んだな。

 ―――ええ。辛うじて生きている状態なので……。

 そうか。だが―――やはりあの篠ノ之束を殺せなかったのが悔やまれるな。

 ―――いっそのこと、化けて出ます?

 肉体を用意しな!

 ―――まぁ、可能ですが、生殖行為はできませんよ?

 え? マジで? というかさすがに期待していないって。………誰も俺を好く奴なんて居ないんだし。というかいたらスゲェな。断るけど。

 ―――それは今後を見据えてですか?

 あ? 当たり前だろ。俺は特異点も同じなんだし、俺のせいで俺の子供まで迷惑がかかる。そんなのはもう嫌だからな。

 ―――そうですか。それで、記憶はどこまで戻っているんです?

 俺だけが生き残ったあそこで、ずっとISの可能性と宇宙に出るための小型可変式ロボットを開発していた時は、な。それ以前は覚えていない。

 ―――………

 だけど、もう終わりだろ。さすがに―――

 ―――耳に入れておきたいことがあります。

 ? なんだ?

 どこからともなく聞こえた声に受け答えしていると、聞きたくもなかったことが聞こえた。
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