新生と復活
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ちこち悲鳴をあげているだろう」
「え、ええまあそれは・・・・・・」
博士に言われ結城は口ごもった。その通りだったからだ。
「だが安心し給え。これも全て治してやる」
「有り難うございます」
「ただアマゾンだけは違うな。彼は私が見ている間にも傷が見る見る回復していった」
「彼は全身のインカの技術で細胞を改造されて造られましたからね。他のライダーとは違うのですよ」
「そういえば彼はアマゾンへ戻っていったそうだね。姿が見えないと思ったら」
「なんでもガガの腕輪を取りに行くらしいです。あれを着けると本当のパワーが発揮されるらしくて」
「ふむ。では彼は改造する必要は無いということか」
「はい」
その言葉を聞き博士は暫し考え込んだ。
「彼は何時戻って来るんだい?」
「そうですね、三日前に日本を発ちましたからあと三日もすれば帰って来ると思います」
「そうか。では本格的な改造はそれからにしよう」
「えっ?すぐに始めるのではなかったのですか?」
「今は無理だ。君達の今の身体では強化改造手術を施すと命の危険がある。それでは元も子も無い」
「はい・・・・・・・・・」
結城は頷いた。その通りだった。今の自分達にはそれに耐えられるだけの余分な体力は無かった。
「今はこれまでの幾多の戦いで蓄積されたダメージを回復する。それが先だ」
「解かりました」
結城がそう言うと博士は二カッと笑った。
「まあ任せておいてくれ。悪いようにはしないから」
三日後アマゾンが帰って来た。その足で研究室に来た。
「お帰り、アマゾン」
「ただ今、博士」
笑顔で迎えた海堂博士と志度博士に対してアマゾンも笑顔で応えた。その左腕にはあの二つの腕輪がある。
「それがガガの腕輪か。インカ帝国の超エネルギーが秘められているという」
「そう。これさえあればアマゾン負けない」
アマゾンは左手で拳を作って言った。
「うん。見たところ君は大丈夫なようだ。それではわし等の作業を手伝ってもらおう」
「頼むよ、アマゾン」
志度博士も言った。結城も研究室に来た。
「さて、ライダー達のダメージも取り除けたし次はいよいよ強化改造だが」
アマゾンは他のライダー達の所へ言った。研究室にいるのは二人の博士と結城である。
「基本的な弱点を克服し長所を改造するのは勿論だが」
海堂博士は他の二人に話し掛ける。二人は席に座りそれを聞いている。
「回復力の強化にも力を入れるべきだな。今までの戦いを見てみるとダメージが大き過ぎる」
「そうだな。今度の敵は一回の作戦に多くの改造人間を投入してくる。生半可な回復力では持たない」
志度博士も言った。そして結城の方を見る。
「結城君、君にもそれは解かって
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