新生と復活
[4/16]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
にする。だがすぐに口を離し手から出した炎で燃やした。葉巻は煙となって消えた。
「マシーン大元帥め、、忌々しい奴だ」
ダーツを手に取り投げる。それは壁に向かって飛んでいく。
筈だった。ダーツは空中で止まった。
「ムッ!?」
不意に白い影が姿を表わした。ゼネラルシャドウである。
「ご立腹の様だな」
ダーツを指で玩びつつタイタンに言った。
「・・・何の用だ、断りも無く部屋に入ってきて」
タイタンの声がさらに不機嫌なのものとなる。
「何、様子を見に来ただけだ。さぞ機嫌が悪いだろうと思ってな」
「それは貴様とて同じだろう」
無数の目でシャドウを睨みつけた。それに対しシャドウはいささかも怯まない。
「そう見えるか」
「貴様とマシーン大元帥の関係、俺が知らぬと思うか」
その言葉を聞いてシャドウの態度が一変した。
「・・・・・・そこまで知っていたか」
タイタンを見据えた。
「俺には百の目がある。この目に映らぬものは無い」
「成程な。だが俺も貴様とマシーン大元帥の事で面白い話を聞いている」
「それは何だ?俺は知らんが」
とぼけてみせた。彼等は水面下でマシーン大元帥の一派と激しい内部抗争を行なっているのだ。
「ほう、知らぬのか」
「全くな」
タイタンはそううそぶいた。
「まあ良い。ところで面白い情報を手に入れたのだが」
「情報?何だ?」
タイタンの顔色が変わった。
「ライダー達が海堂という男と接触したそうだ」
「海堂・・・・・・。医学、生物工学の権威の海堂博士か」
「そうだ。そして立花藤兵衛が何やら必死で動き回っている」
「フン、どちらにしても死に損ないの老いぼれではないか。奴等の始末はライダーの後だ」
「そうだな、そうなれば良いが」
シャドウが意味ありげに言った。
「それはどういう意味だ?」
「・・・・・・・・・」
スッと一枚のカードを見せた。
「トランプか」
「そうだ。カードは言っている。強敵が現われると」
その言葉にタイタンは無数の視線を向けた。
「貴様はそれがライダー達だというのか?」
「それ以外にどう見るというのだ?」
その言葉には説得力があった。
「・・・・・・いや、他には見当たらんが」
タイタンは暫し思案した後で言った。
「ただ俺も一つ気になる事がある」
「何だ?」
「このカードを見てみろ」
シャドウはそう言うと三枚のカードを出した。タイタンはそれを見た。
「どういう意味だ?」
タイタンはカードは使わない。だからそれが何を意味するのか解からなかった。
「『新たなる人物』という意味だ。それも敵のな」
「馬鹿を言え。ライダーは全て日本にいる。普通の人間が出
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ