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仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
新生と復活
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にする。だがすぐに口を離し手から出した炎で燃やした。葉巻は煙となって消えた。
 「マシーン大元帥め、、忌々しい奴だ」
 ダーツを手に取り投げる。それは壁に向かって飛んでいく。
 筈だった。ダーツは空中で止まった。
 「ムッ!?」
 不意に白い影が姿を表わした。ゼネラルシャドウである。
 「ご立腹の様だな」
 ダーツを指で玩びつつタイタンに言った。
 「・・・何の用だ、断りも無く部屋に入ってきて」
 タイタンの声がさらに不機嫌なのものとなる。
 「何、様子を見に来ただけだ。さぞ機嫌が悪いだろうと思ってな」
 「それは貴様とて同じだろう」
 無数の目でシャドウを睨みつけた。それに対しシャドウはいささかも怯まない。
 「そう見えるか」
 「貴様とマシーン大元帥の関係、俺が知らぬと思うか」
 その言葉を聞いてシャドウの態度が一変した。
 「・・・・・・そこまで知っていたか」
 タイタンを見据えた。
 「俺には百の目がある。この目に映らぬものは無い」
 「成程な。だが俺も貴様とマシーン大元帥の事で面白い話を聞いている」
 「それは何だ?俺は知らんが」
 とぼけてみせた。彼等は水面下でマシーン大元帥の一派と激しい内部抗争を行なっているのだ。
 「ほう、知らぬのか」
 「全くな」
 タイタンはそううそぶいた。
 「まあ良い。ところで面白い情報を手に入れたのだが」
 「情報?何だ?」 
 タイタンの顔色が変わった。 
 「ライダー達が海堂という男と接触したそうだ」 
 「海堂・・・・・・。医学、生物工学の権威の海堂博士か」
 「そうだ。そして立花藤兵衛が何やら必死で動き回っている」
 「フン、どちらにしても死に損ないの老いぼれではないか。奴等の始末はライダーの後だ」
 「そうだな、そうなれば良いが」
 シャドウが意味ありげに言った。
 「それはどういう意味だ?」
 「・・・・・・・・・」
 スッと一枚のカードを見せた。
 「トランプか」
 「そうだ。カードは言っている。強敵が現われると」
 その言葉にタイタンは無数の視線を向けた。
 「貴様はそれがライダー達だというのか?」
 「それ以外にどう見るというのだ?」 
 その言葉には説得力があった。
 「・・・・・・いや、他には見当たらんが」
 タイタンは暫し思案した後で言った。
 「ただ俺も一つ気になる事がある」
 「何だ?」
 「このカードを見てみろ」
 シャドウはそう言うと三枚のカードを出した。タイタンはそれを見た。
 「どういう意味だ?」
 タイタンはカードは使わない。だからそれが何を意味するのか解からなかった。
 「『新たなる人物』という意味だ。それも敵のな」
 「馬鹿を言え。ライダーは全て日本にいる。普通の人間が出
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