新生と復活
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おくのだな」
首領は満足そうに言った。
「面白い。その策採用しよう」
「有り難き幸せ」
マシーン大元帥は恭しく頭を垂れた。
「そしてライダーを倒す戦力だが」
「それでしたら私にお任せを」
不意に声がした。
「ムゥッ!?」
金と銀の蛇腹の如きバトルボディにファラオの如き兜を着けた男が進み出てきた。緑のマントと黒いブーツを身に着け右手には鞭、左手は五つの鉤爪となっている。地獄大使に酷似した風貌だ。
それでいて雰囲気は地獄大使のそれとは異なる。彼に比べて落ち着き知的な印象である。
彼の姿を認め地獄大使は露骨に嫌悪感を示した。相手もそれが解かっているのであろう。地獄大使の方へ視線を移し口の端を歪めた。
「暗闇大使か」
その名を呼ばれ暗闇大使は頭を垂れた。
「申してみよ」
「ははっ」
首領の許しを得て彼は口を開いた。
「ライダーを倒す戦力ですが我がバダンの怪人軍団こそそれに相応しいかと存じます」
「何っ、今あの者達を投入するというのか」
首領は驚きの声をあげた。
「はい。ライダーを倒すにはそれだけの戦力が必要です。それを担えるのは怪人軍団をおいて他にありませぬ」
暗闇大使は言葉を続けた。
「ライダーを倒すのに戦力を惜しんではいけませぬ。切り札を投入してこそそれが成るかと存じます」
「切り札、か」
首領は思案する声を出した。
「しかし怪人軍団が倒れた場合はどうする。責任は貴様にあるのだぞ」
「その点は御心配無く」
暗闇大使は不敵に笑った。
「今我等の野望を達成させ得る最強の兵器を開発しております。これさえあればよしんば怪人軍団が倒れたとしても十二分に釣り合いが取れまする」
「それは一体どういう兵器だ?」
「それは二つあります」
暗闇大使の顔が変わった。獣、いや悪魔の如き凄みのある笑みである。
「二つもあるというのか」
「はい。一つは全てを破壊し尽くす魔神の鉄槌、そしてもう一つは・・・・・・」
更に怖ろしい笑みとなる。
「私自身の中にあります」
そう言い終えるとニヤリ、と笑った。まるで地獄の奥底の魔王が笑ったかの様な顔であった。
「そうか、貴様自身がか」
その言葉を聞いて首領は満足そうに声を出した。
「面白い。それではこの日本における作戦はマシーン大元帥と暗闇大使に任せることにしよう。他の者はそれぞれの担当の地域を定めた後作戦を開始せよ」
そう言い終えると声は消えた。
会議の後百目タイタンは自室に戻っていた。そして壁に掛けられている地図を見た。他にはストロンガーの絵も掛けられている。そこには一本のダーツが刺さっている。
「この俺がストロンガーを倒す作戦を外され他の国に行くなぞ・・・・・・」
葉巻を口
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