新生と復活
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こうして更に二人のライダーがパワーアップした。
次に来たのはストロンガーではなくスカイライダーとスーパー1だった。ストロンガーの改造について二人は何やら思うところがあるらしい。だがそれは口には出さない。
「筑波君、いやスカイライダーは僕が改造したんだったな」
あの時の記憶が甦る。自らを改造人間した自分に感謝してくれた事を。
「悪と戦える力か。私のせいで死の淵を彷徨ったというのに」
その眼が温かくなる。この若者がいるからこそ今の自分があるのだ。
「彼は私が改造する。今よりもずっと強くしてあげるよ」
博士はそう言うとまず重力低減装置を手に取った。
「まずはこれだ。今は空を飛べるだけだがそんなものではない。自由に空を動けるようにしよう」
そして次は全身に取り掛かる。
「九十九どころじゃない。今度は千の業を使えるまでになる。悪と戦いそれに勝つ為には無限の力が必要なんだ」
スカイライダーの瞳が微かに光った。意識は無い筈である。しかし博士の心が伝わったのだろうか。
スーパー1が手術台に横たわった。
「彼は何といってもこの五つの腕だ」
海堂博士はスーパー1のファイブハンドを取り外して言った。
「彼の改造はこれの能力を上げる事があげる事が不可欠だ。これはかなり困難だがな」
「それではスーパー1の身体の改造は僕と結城君がやろう。君はファイブハンドに専念してくれ」
志度博士が提案した。
「えっ、いいのかい?」
「その言葉に海堂博士は少し戸惑った。
「君はスカイライダーの改造手術を執りおこなったばかりだろう。疲れているのではないか?」
「こんなもの疲れのうちに入らないさ。結城君、いいかい?」
博士は笑った。そして結城の方を見た。
「ええ、僕は構いませんよ」
結城もそれに対し微笑みで返した。
「という事だ。なあに、まだまだ若い者には負けはしないよ」
「おいおい、君より二月程遅く生まれただけじゃないか」
海堂博士はそう言うと笑った。
スカイライダーとスーパー1も新たな力を手に入れた。
「さて、と。いよいよストロンガーだが」
横たわるストロンガーを前に博士達は腕を組んだ。
「超電子ダイナモをどうするかだな」
海堂博士が言った。結城は既に自身の手術に備えここにはいない。
「確かに絶大な力だが稼働時間が僅か一分では。これを強化するか」
「そうだな。そうでなければこれからの戦いに勝てないだろう」
志度博士も同調した。
「だが問題は手術の成功の確率だ。これは城君自身から聞いた事だが超電子ダイナモの改造手術は極めて困難なものだったらしい。成功確率は10パーセントしかなく成功したのが奇跡だったという」
「10パーセント・・・・・・」
その
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