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仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
新生と復活
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だ。のんびりしていられるかってんだ」
 「それでしたらわしも協力させてもらいますよ。」
 谷が言った。
 「おいがんがんじい、御前も協力しろ」
 「へえ、まあ」
 パンケーキをせわしく口に入れつつ答える。
 「じゃあ僕も手伝わさせて下さい」
 役も協力を申し出てきた。
 「あれ、あんたもバイクを扱えるのかい?」
 「大学では工学部だったんです。それにいつも乗っていますので」
 「おお、そりゃあ心強いね」
 ふと役の目に強い光が宿る。しかしそれには誰も気付かなかった。
 「ではライダー諸君は私と共に来てくれ。まずは君達のデータを見てみたい」
 「はい」
 海堂博士に言われライダー達は答えた。
 「そして結城君・・・いやライダーマンと言った方がいいか」
 博士の言葉に結城は黙って頷いた。
 「データの分析及び強化改造には君の力も必要だ。協力してくれるね」
 「はい」
 結城は承諾した。
 「悪いが君の改造は最後になると思う。だが安心してくれ。君にもとっておきのプレゼントを用意してある」
 「有り難うございます」
 結城はその言葉に微笑みで返した。
 「さて忙しくなるぞ。今から寝ずにやるぞ!」
 立花の声が響く。滝達を引っ張って店の裏のガレージへ進んでいく。
 ライダー達はバイクを立花に預けると海堂博士と共に歩きはじめた。その先にどんな苦痛が待っていようと彼等は恐れていなかった。正義の為、世界の為ならばたとえどの様な苦しみにも耐える、それがライダーなのだから。

 ライダー達への宣戦布告とゼクロスの名乗りを終えたバダンは次の作戦の計画を進めていた。
 「マシーン大元帥よ、その策を申してみよ」
 暗い巨大な一室に首領の声が響き渡る。壁にバダンの紋章が掲げられている。声はそこから発せられている。
 部屋の中に幹部達が揃っている。その足下は白い霧で包まれている。
 「はい。まずはライダー達をこの日本で一人残らず倒してしまうのです」
 マシーン大元帥は紋章に一礼して話しをはじめた。
 「ライダー達をか」
 「はい。我等の計画の最大の障壁はやはりライダーです。奴等の為にこれまで多くの計画が水泡に帰してきました」
 「そうだったな。世界各地での作戦は全て奴等に阻止されている」
 その言葉を聞き大元帥以外の全ての幹部達は顔を曇らせた。
 「だがどうやってライダー達を倒すのだ。ゼクロスは今他の作戦に従事しているのだぞ」
 「ゼクロスは必要ありません。ライダーをそれぞれ誘き出し一人ずつ始末していくのです」
 「成程、各個撃破か。だがどうするつもりだ」
 「日本の九つの地域でそれぞれ作戦を同時に展開します。それにライダーを誘い込むのです」
 「そうか、そのそれぞれの地にライダーを倒せるだけの戦力を配して
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