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仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
集結、そして新たなる敵
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まさか・・・・・・」
 結城が辺りを見回した。辺りを不気味な気が支配する。
 「さあ、い出よ甦りし悪の僕達よ!」
 「なっ!!」
 戦士達は息を飲んだ。左右の丘の上に自分達を取り囲む様に今までの組織の大幹部達、デルザーの改造魔人達が立ち並んでいたのだ。
 死神博士、ブラック将軍、ドクトルG,キバ男爵、アポロガイスト、百目タイタン、ゼネラルシャドウ、ゼネラルモンスター、メガール将軍・・・・・・。日本で、世界各地で彼等が闘ってきた恐るべき悪の化身達であった。それが今全員彼等を見下ろす様に奇巌山に集結しているのだ。
 「くっ、何時の間に・・・・・・」
 城が舌打ちする。これだけの敵の気配を察知出来なかったとは迂闊であった。
 「何という事だ、ショッカーからジンドグマまでの全ての組織の大幹部がいるとは・・・・・・」
 沖も唖然としている。
 「ガルルルルルル・・・・・・」
 アマゾンが威嚇の咆哮を出している。
 「どうだライダー諸君よ、素晴らしい戦力だろう」
 首領の高笑いが響く。
 「ここに私は新たな組織の名を君達に伝えよう。その組織の名は・・・・・・・・・バダン!」
 「バダン!!」
 その名を聞いて戦士達の顔に緊張が走った。バダン、初めて耳にする名だ。しかしそこにえもいわれぬ禍々しさを感じていた。
 「フフフ、どうだ、良い名だろう。私が作り上げた最高の組織なのだからな」
 如何にも満足そうな声が響く。
 「私はここに宣言しよう。バダンは必ずや世界を征服すると」
 「戯言をっ、俺達がいる限りそうはさせん!」
 「そうともまた貴様の邪な野望を打ち砕いてやる!」
 本郷と一文字が言った。今にも飛び掛かりそうである。
 「それは出来んな、君達には」
 「何っ!?」
 戦士達がその言葉に即座に反応した。
 「君達は今日この奇巌山で死ぬからだ。この山が君達九人の墓標となるのだ」
 大幹部と改造人間達がジリ、と動いた。
 「そうか、その為にこいつ等はここにいるのか」
 「だがそう上手くいくかな?我々とてむざむざやられはしないぞ」
 風見と結城が身構えた。何時でも変身出来る体勢を取った。
 「それは違う。この者達は君達に最後の別れを告げに来ているのだ」
 「ほう、では貴様が直々に相手をしてくれるとでもいうのか?」
 「まずは御前、やっつける」
 神とアマゾンが言った。彼等も既に構えを取っている。
 「そういえば貴様はここで岩石の化け物になって出て来てくれたよな」
 「ネオショッカーの時は巨大な竜の姿だったな」
 城と筑波が次々に口を開いた。彼等は首領の巨大な姿を見てきているだけにその反応は素早い。
 「それとも罠か?まさかそんな卑怯な真似をする為にわざわざ俺達を呼んだんじゃないだろう?」
 沖が彼に
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