暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
集結、そして新たなる敵
[4/15]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
言葉だな”
 「そもそももてなしとはどういう事だ?貴様が俺達をもてなす筈が無いだろう」
 “神敬介よ、それは誤解だ”
 首領は笑みを含んだ声で返した。 
 “今日私は君達をパーティーに誘う為にここへ声をかけたのだ”
 「パーティー!?」
 その言葉に一同声を合わせた。
 “そうだ、場所は相模湖畔側の奇巌山”
 「何っ、奇巌山」
 城が声をあげた。かって七人のライダーが岩石大首領との最後の決戦を行なった場所である。
 “どうだ、君達と我々が再会を期すに相応しい場所だろう”
 「・・・・・・・・・」
 一同は言葉を出せなかった。おそkらく首領はそこで自分達に何かを見せるつもりなのだろう。しかしそれが何なのか、そこまでは解からなかった。そして必ず攻撃を仕掛けて来ると確信していた。
 “君達が来るのを楽しみにしている。ゆめゆめ拒む事のないよう”
 そう言うと首領の声は消えていった。
 「待てっ!」
 本郷が声をあげる。しかし声は消え気配も無くなっていた。
 「・・・・・・どうするつもりだ、御前達」
 立花と滝は九人のライダー達に問いかけた。それに対し彼等は答えた。
 「行くしかないでしょ、折角招待してくれたんだし」
 一文字が言った。
 「いきなり首領が出て来るとは思えませんが」
 筑波も口を開いた。
 「それに奇巌山をわざわざ指定してくれたんだし。あそこには特別な思い入れもあります」
 結城があの決戦に想いをはせる。
 「アマゾン負けない。罠があっても打ち破る」
 「これで決まりですね。今から行きましょう」
 「おお」
 沖の言葉に他の八人のライダー達は頷いた。店を後にして行こうとする。
 「御前達・・・またここへ来いよ」
 立花が背を向ける戦士達に声を掛けた。その言葉に本郷と一文字が振り向いた。
 「おやっさん、その時はコーヒーを一杯お願いしますよ」
 「そう、キリマンジャロがいいな」
 「御前等・・・・・・」
 思えばこの二人と共にショッカーと戦ったのが全ての始まりだった。それから彼の戦いの日々が幕を開けたのだ。
 それまでの事が脳裏を巡る。彼の人生はライダーと共にあったのだ。
 「おうわかった、とびきり上等の豆を用意しておくからな」
 立花はにこりと笑った。二人はそれに微笑みで返した。九つのバイクの爆音が次第に遠ざかっていく。
 「行っちまいましたね、あいつ等」
 滝は次第に聞こえなくなるバイクの音を聞きながら立花に言った。
 「御前も行くんだろう、滝」
 カップを直しつつ滝に言った。
 「えっ、解かります?」
 その言葉に滝は驚いた様な顔をしてみせた。
 「その手のグローブを見ればな。何で脱がないんだ」
 見れば滝の両手にはグローブがある。黒い皮のグローブだ。
 「
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ