集結、そして新たなる敵
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王はそれを承諾した。そして魔の国に入り改造魔人となったのだ。
そしてマシーン大元帥が誕生した。デルザーの中でも特に絶大な力を誇り秀でた戦略と統率力で知られている。
「全てのライダーのデータを収集して開発しただけはある。あのライダー達と互角以上に渡り合っている」
「うむ。苦労しただけはある」
アポロガイストが言った。
「流石は元ゴッド第一室長だ。見事な仕事だ」
マシーン大元帥は彼をねぎらう言葉をかけた。
「こんな事は仕事のうちに入らん。俺の仕事は]ライダーを倒す事だ」
「そうか。では奴の首級をあげるのを楽しみにしている」
そう言うと再びモニターに視線を移した。
「これならば問題無い。我等が悲願は必ずや達成される」
「そういえばこやつの開発は貴様がしておったのだな」
地獄大使が彼に言った。
「うむ。ある者を基にしてな」
「ある者?」
ゼネラルモンスターが尋ねる。
「うむ。貴様がペルーで作戦行動中に捕らえた者のうち特に優れた者を使わせてもらった」
「あのセスナを操縦していた日本人の若者か」
「そうだ。あれだけの人材、使わぬわけにはいくまい」
マシーン大元帥はそう言うとニヤリ、と笑った。
「ところであの男には姉がいたな。新聞記者をやっていた」
荒ワシ師団長が言った。
「うむ、一緒に捕らえていた筈だが。どうしたのだ?」
「死んだ」
ゼネラルモンスターの質問にマシーン大元帥は答えた。
「正確に言うと殺された。ヤマアラシロイドによってな」
「ヤマアラシロイド・・・あの男か」
その名を聞いてアポロガイストは嫌そうな声を出した。
「ゼクロスの改造前に目の前で電気椅子に架け処刑した。バダンに肉親への愛なぞ不要と言ってな」
「そうか。さぞかしいい叫び声を出したのだろうな」
荒ワシ師団長が嬉しそうに呟いた。
「わしとしては改造人間にするつもりだったのだがな。その前に執行してしまったのだ」
「奴も怪人軍団の長。それなりの事をしなければ示しがつかんのだろう」
地獄大使が言った。
「うむ。おかげでゼクロスの感情を除去するのは上手くいったがな」
「何っ、あの男には感情が無いのか?」
メガール将軍が尋ねた。
「そうだ。それどころか痛みも感じない。奴の身体の九十九パーセントは機械となっている。能以外は全て機械だ」
「そうか。つまりわし以上の機械人間ということか」
魔神提督がその言葉を聞いて言った。
「そういうことになるな。しかも自己回復能力も高い。おそらく先程の戦闘の傷はもう回復している頃だ」
「なんと・・・・・・。そして奴はこれからどうなるのだ?怪人軍団に入るのか?」
地獄大使が尋ねる。
「首領のお言葉だと怪人達とは
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