第二章
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「その通りよ」
「そうよね」
「若し環境破壊が進んで」
そうしてというのだ。
「自分の暮らしている場所がどうにもならなくなったら」
「地球全体でね」
「もうね」
「どうにもならないでしょ」
「そうなったらね」
「だからよ」
それでというのだ。
「私は環境のことを考えてるのよ」
「そういうことね」
「もうこれ位はね」
千夏はハヤシライスを食べつつ話した。
「わからないとね」
「駄目なことよね」
「だからね」
そう考えるからだとだ、千夏はさらに言った。
「私は環境を守っていくわ」
「大事にして」
「自然もね、緑の目と言っても」
ガブリエラがというのだ。
「善意ではね」
「やっていないのね」
「利己主義でよ」
笑ってこれだと話した。
「大事にしてるのよ」
「それでもいいでしょ」
これがガブリエラの返事だった。
「別に」
「利己主義でも?」
「それでも何かを大事にして守るなら」
それならというのだ。
「いいでしょ」
「そうなの」
「何もしないのとは全然違うわ」
その場合とはというのだ。
「全くね」
「だからいいの」
「いいわ」
実際にというのだ。
「それならね」
「そうなのね」
「だからこれからもね」
「利己主義でなのね」
「自然や環境守ればいいわ」
大事にしてというのだ。
「そうしたらね」
「それじゃあ」
ガブリエラの言葉に頷いてだった。
千夏は自分の利己主義その場所で普通に暮らしていたいという考えから自然や環境を大事にしていった、そしてだった。
その考えからボランティアにも勤しむ様になった、ゴミ拾い等の美化のそれだが。
ガブリエラはその話を聞いてそうして自分も参加した、そして千夏と一緒に汗をかきながら彼女に言った。
「いいことしてるわね」
「自分の為にでもなの?」
「それでもちゃんとね」
せっせとゴミを拾い袋に入れつつ話した。
「これで奇麗になってるでしょ」
「今私達がいる公園が」
「だったらね」
そうであるならというのだ。
「いいことをしているわ」
「そうなるのね」
「利己主義でも何でもよ」
「こうしたことをしたらいいのね」
「そうよ、見てよ」
身れば二人の目の前でだった。
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