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カラフルロード
第二章

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「商店街の道もね」
「ここはですね」
「やってみよう」
「では」
 山口は頷いてだった。 
 早速職員や議員達に話すと。
「いいんじゃないですか?」
「そうかな」
「お金かかるのかな」
「手間はどうかな」
「それで人来るかな」
「ど9うなのかしら」
 色々意見が出た、そしてだった。
 予算も含めて色々議論をしてだった。
「通りましたね」
「うん、ただね」
 早乙女は山口に自室で話した。
「お金の問題で」
「カラフルなアスファルトは」
「手間もかかるし」
「なしになりましたね」
「それでね」
 そうなりというのだ。
「煉瓦でとなったね」
「そうですね」
「それならね」
「煉瓦になったら」
「もうそれで」
「いいですね」
「いいよ」
 山口に笑顔で話した。
「やはり何といっても」
「予算ですね」
「それが第一で」
 そうであってというのだ。
「忘れてはいけないよ」
「市の予算は税金から出ています」
「だからね」
「そこは絶対ですね」
「だから予算がかかるなら」
 そうであるならというのだ。
「私もだよ」
「諦めますね」
「まず予算」
 またこう言うのだった。
「そしてね」
「手間ですね」
「そうしたことを考えてね」
 そうしてというのだ。
「やっていかないとね」
「行政も」
「そう、そしてね」
「あの道については」
「色とりどりの煉瓦を使って」 
「造りますね」
「そうしよう、青や黒だけじゃなくて」
 アスファルトの色に限らずというのだ。
「赤も黄色もオレンジも紫も緑もある」
「虹みたいにですね」
「華やかにしよう」
「それでは」 
 山口は早乙女の言葉に笑顔で頷いた、そうしてだった。
 色とりどりの道を敷くことを行政として行った、すると。
「こうした道もいいな」
「そうよね」
「一色じゃなくて色々な色がある」
「煉瓦でそうした色がある」
「こうした道もいいな」
「とてもね」
 観光客はその道を見ていいと思ってだった。
 インターネットでも紹介した、すると。

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