暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーZX 〜十人の光の戦士達〜
宙への港の電人
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。これぞれ甲の部分に銀の機械が備え付けられている。右が赤、左が黒に部分々々カラーリングされている。
 「これでどうだ!」
 左手から白いガスを出す。トドギラーと同じ冷凍ガスだ。
 両者のガスが空中で激突する。最初はその力は互角であった。
 「ブルルルルル・・・・・・」
 だが次第にスーパー1の方が優勢となる。トドギラーはそれに対し焦ってきた。
 遂にトドギラーは力尽きた。息が途絶えたのだ。
 そこをスーパー1の冷凍ガスが襲い掛かる。怪人は氷漬けになり砕け散った。
 「アーーーブラーーーーッ!」
 次はデストロンの高熱怪人ガマボイラーだ。口から高熱の熱気を出してくる。
 「今度は熱か・・・・・・ならば!」
 スーパー1は右手を向けてきた。その甲から紅蓮の炎を出す。
 勢いが違った。ガマボイラーの熱気はたちまち押される。
 炎が怪人を包む。勝負は決まった。だが怪人は最後の力を振り絞りスーパー1へ突進する。
 「甘いっ!」
 スーパー1はそれを跳躍でかわした。その直前に怪人は口から白い液を噴き出したがそれもかわされてしまった。炎の中で怪人は爆死した。
 「おのれっ、ガマボイラーの最後の秘策もかわすとは・・・・・・」
 スーパー1の見事な動きを見て魔神提督は歯軋りした。戦闘員達は滝が次々に倒している。
 「だがこれで終わりではない。こいつならどうする?」
 「ムゥーーーーッ」
 ゴッドの豪力怪人ミノタウロスである。頭部の角を振りかざし襲い掛かってくる。
 「チェーーーンジ、パワーーーハァーーーーンドッ!」
 再び両腕を交差させた。今度は赤い腕だ。銀と黒の機械が備え付けられている。
 突進して来るミノタウロスの角を受け止めた。そして押して来る怪人を逆に押し返している。
 「グウウ・・・・・・」
 怪人の頭を持ち上げる。そして空中へ放り投げた。
 「ムオォーーーーッ!」
 怪人は天高く撥ね飛ばされた。そして地に落ち爆死した。
 次に出て来たのはドラゴンキングだ。ネオショッカーの拳法の使い手である。
 「貴様の得意の赤心少林拳、この怪人に利くかな?」
 怪人を送り出した魔神提督はほくそ笑んでいる。
「ギャイーーーーッ」
 怪人は叫びをあげサイを出してきた。両手にそれを握る。
 サイを突き出す。スーパー1はそれをかわす。
 次々に攻撃を繰り出す。爬虫類の様な外見に似合わず素早い。
 スーパー1の蹴りを右で受け止めた。そして左でサイを入れる。
 だがその手をスーパー1が掴んだ。そして捻る。
 「ギィッ」
 サイが落ちた。そしてスーパー1に横に投げられる。怪人は体勢を崩し横に滑っていく。
 「トオッ!」
 ライダーは跳んだ。そして空中で型を作った。赤心少林拳の型である。
 「スーパーライダァーーー
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