宙への港の電人
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により船の乗員はほとんど助かったが彼は船と運命を共にした。
だがその彼を助けた者がいた。ネオショッカーの首領である。組織設立の為に優秀な人材を欲していた首領は彼の命を救った。そして組織に入るよう誘った。
当初は悩んだ彼であったが既に戦死扱いされているのと命を助けてもらった恩から組織に入る事を承諾した。後その目的を知るが野心も備えていた彼はその野望に賛同した。それが彼の運命を大きく変える事となった。
中年米を任されその全てを取り仕切った。彼の力により中南米は仮面ライダーアマゾンと互角の闘いを演じた。その後日本に渡りスカイライダーと闘う。剣や機械を得意とし様々な密謀を得意とする不死身の魔人である。
「後は磁石団長がどうやるかだが。心配だのう」
腕を組みながら一言漏らした。
「あいつは血気にはやり過ぎる。迂闊な事をせねば良いが」
顔を顰め考えを巡らす。どうももう一方が気になって仕様が無い様だ。
「あ奴だけ責を問われるなら良いがわし等にまで責が及びかねん。それでも岩石男爵よりはずっとましだが」
そうこうぶつぶつと言っている間に偵察に出していた戦闘員が戻って来た。
「魔神提督、スーパー1が来ました」
「ほう、来たか」
声をあげる。目の前から赤い砂塵が二つ上がっている。一つは滝のジープのもの、そしてもう一つは青いマシン、スーパー1のブルーバージョンだ。
「よく我々がここにいる事がわかったな、スーパー1」
「貴様等の行動、この腕により全てお見通しだ」
腕を構える。銀の腕だ。
「ふむ、噂に違わぬ切れ者よの。ではわしの名も知っておろうな」
「ネオショッカーで悪名をはせた魔神提督、知らないとでも思ったか」
「ふふふ、その通りだ。だが貴様は一つ大事な事を知らぬな」
「何?」
魔神提督はスーパー1を見て不敵に笑った。
「わしの名を聞き、姿を見た者は必ず死ぬ運命にあるのだ」
そう言いつつ腰から剣を引き抜いた。
「今からその意味を教えてやる。さあ死ぬがいい、ライダーよ!」
剣を突きつけ宣言する。彼の左右にいた怪人と戦闘員達が動き出した。
「ブルルルルルルルルル!」
ショッカーの冷凍怪人トドギラーが来た。まず拳を繰り出す。
「フンッ!」
スーパー1はそれを赤心少林拳の受けで防ぐ。右手の甲で弾いたのだ。
「トオッ!」
お返しとばかりに蹴りを出す。それを腹に受け怪人は一瞬怯んだ。
だがすぐに体勢を整える。そして口から白いものを噴き出してきた。
「ブルーーーゥーーーーッ!」
それは冷凍ガスだった。スーパー1を氷漬けにせんとする。
「ならば!」
スーパー1は胸のところで両腕を交差させた。
「チェーーーンジ、冷熱ハァーーーーンドッ!」
緑の腕になった
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