宙への港の電人
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た。そしてヘンリー博士の助手として研究を続けた。
研究を進めるうちにある計画が立案された。惑星開発用に改造人間を作ってはどうかという案であった。
その案は実行に移され何人か候補者が挙げられた。それに自ら志願したのが沖一也であった。
彼の育ての親であるヘンリー博士はそれを認めた。彼の強い決意に心打たれたからだ。改造手術の執刀は博士自ら行う事となった。
手術は成功した。彼は惑星開発用改造人間第一号、コードネーム“スーパー1”として生まれ変わった。博士は彼に未知の惑星を探索する際の諸問題に対応すべく五つの技能を備えた腕を与えた。二人はこれからの人類の輝かしい未来と夢を担うべく固く誓い合った。
その彼を狙う者達がいた。その名はドグマ。ネオショッカー壊滅後に現われた謎の組織である。自分達を闇の王国と名乗り選ばれた優秀な者達だけによる理想郷を創ろうとしていた。彼等は守護神としてカイザークロウという存在を崇拝していたが帝王テラーマクロの出身がネオショッカーまでの組織を操っていたあの大首領と同じであり、しかもその後ろにいる存在であった為あの首領そのものではなかったか、という説もある。
彼等はスーパー1のその力に目をつけたのだ。そして国際宇宙開発研究所に尖兵を送り込んだ。スーパーを差し出す事を要求する為に。
だがヘンリー博士はそれを断った。自分達の夢を、そして今まで我が子として育ててきた沖一也を悪の手で利用される事をどうしても許せなかったのだ。
それに対しドグマの返答は『死』だった。博士をはじめ研究所にいる者を皆殺しにした。その後で研究所を跡形もなく破壊し尽くした。彼等に逆らう者には死、あるのみだった。
沖の目の前で博士も同僚達も殺された。一人生き残った沖は為す術が無かった。スーパー1に変身する事すら出来なかったのだ。
宇宙への夢も絶たれた彼はドグマと闘う決意をする。それから半年。赤心少林拳の下で修業を積んだ彼は変身の呼吸を身に着ける。同時に赤心少林拳の技を会得しその技と博士が授けてくれた五つの腕でドグマと闘う。
彼は一人ではなかった。少林拳の玄海老師弁慶、そして谷源次郎達。彼等仲間達の協力も得てドグマと闘っていく。そして遂にドグマを滅ぼした。
だがそれで終わりではなかった。ドグマの帝王テラーマクロと袂を分かっていた悪魔元帥とその部下達が新たな組織『ジンドグマ』を結成し世界征服に向けて動き出していたのだ。その後ろにはやはりあの首領がいたとも言われている。その証拠の一つとして悪魔元帥の出身もまた大首領やテラーマクロと同じなのである。彼は気付いていなかったが彼もテラーマクロも首領の分身の一つだったかもしれない。
新たな敵と対峙するスーパー1.だが彼を助ける頼もしい助っ人が現われた。
それはジュニアライダー隊。子供達は非力なが
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