流星になった漢達(後編@)
[1/4]
[8]前話 前書き [1]次 最後
さて……流星『群』が月の周りで散るころ、ジョン達は何をやっていたのだろうか。
それは、モビルスーツにナチュラルが一切乗れない現状、避けては通れない話。
世界地図が大きく会議室正面に映り、各国の戦力とザフトの戦力が映される。
世界樹コロニーの一角、特定の手順でしか入れない道の先では、今日も又、熱気と共に生の声で会議が行われていた。
世界樹の一室、特定の港から、複数の隠し部屋を通ってしか行けない、フロアの一室。
そこにいる面子を見る人が見れば、マスコミ関係者は驚く事だろう。
ハルバートン少将の副官や、各連合所属のユーラシア、欧州、アフリカの代表者など、各方面でメディアに露出した経験のある高官がずらりと並ぶ。
その議題は一つ。
その内容を一言で言えば、『どうやって遅滞戦術を実現化し、連合の余力を残しておくか』の会議であった。
ここで、ここまでのお話を読んでいただいている読者目線ではん?となるだろう。
いや、世界樹コロニーで睨みを効かせているのにそんな地球に入り込んでるの?と。
そこについて、大まかにではあるが、説明しよう。
まず、世界樹コロニーは、出資額と『大西洋の死神』が運用している関係上、地球の自転に合わせ、常に大西洋連邦の上を守っている。
だから、大西洋連邦の上から地球に降下しようとすれば即バレするし、当然、主人公率いる部隊が叩き潰しに来る。
……じゃあ、それ以外の地球上空を廻るコロニーなどに、地球降下を止める責務や、実力があるか、という話だ。
一応、プラントの議長であるシーゲル・クラインが私怨マシマシでナチュラルに対し非常に厳しい対応をすることで有名な(とっても穏当な表現)パトリック・ザラ国防長官を抑え、抵抗しないナチュラルの建物や人命に手を出さないよう押し留めているものの、逆に言えば下手に対抗すれば容易く牙を向けられる状態であり、そして現状、ナチュラルが扱える世界樹と月を除く戦力、メビウスだけ。
そんな表現をあまりしたくはないが、例えばクォーターガンダムなどを多少無理して融通出来ても操縦できない以上、『豚に真珠』である。全く戦力として意味をなさない。
だから、現行最もナチュラル側のコロニーが生き残る可能性の高い方法が、『自衛戦力しか持たないコロニーのため、攻撃とか一切しないから攻撃しないでね』という白旗を上げて見逃してもらう事しかなく、当然、そこからはどんどんコーディネーター側の戦力が降ろされてしまうのだ。
なお、ブルーコスモスのタカ派の一部、その現実を見ても開戦時抵抗するよう無茶ぶりする派閥があったが、『何故か』後ろから撃たれてサヨナラした模様。
使えない上に無茶振りの味方とか害悪だからシカタナイネ。
さて、視点は
[8]前話 前書き [1]次 最後
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ