熱砂の騎士
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ッ、既に全て取り付け終えました。あと一時間で設置した爆弾が全て同時に爆発します」
戦闘員は敬礼して報告する。
「よし、ライダーが来ぬうちに全てを終わらせてしまうぞ」
ヨロイ騎士が剣を振りかざしつつ言う。
「あとはコンビナートを襲撃する。我々がコンビナートを破壊しそれに気を取られている間にここの施設が全て爆発する。ふふふ、これは効果があるぞ」
ヨロイ騎士は高らかに笑った。
「はい、ライダーの悔しがる顔が目に浮かびます」
戦闘員の一人が同調する。
「待て、そうはさせんぞ!」
その時声がした。施設の上からだった。
「ぬうっ、その声は!」
声の主はあの男だった。施設の上で右手を上げ人差し指と中指を伸ばしファイティングポーズをとっている。その横には滝もいる。
「話は聞かせてもらった。貴様等の邪悪な企み、この俺が打ち砕いてやる!」
「ぬうう、ほざけえ、返り討ちにしてやるわ!」
ヨロイ騎士は短剣も抜いた。長剣でストロンガーを指し示し言った。
「滝さん、ここは俺に任せて爆弾の方を」
「解かった、任せてくれ」
滝は頷くと施設を降りていった。
「やらせるかあ、かかれえ!」
剣を振り下ろし言った。戦闘員達が滝の方へ向かった。
「そうはさせん!」
ストロンガーが飛び降りた。滝と戦闘員達の間に入る。
「さあ、今のうちに」
「済まない、ストロンガー」
滝は施設の中へと入っていく。それを見つつヨロイ騎士は激しい怒りを憶えながらもなんとかそれを押し殺し命令を下した。
「ならばストロンガーを倒した後この施設を破壊するまでの事、やれい!」
戦闘員達は剣を抜いた。一斉に散らばりストロンガーを取り囲む。
「まだだ、それだけではないぞ!」
ヨロイ騎士が叫ぶと後ろから三体の改造人間が姿を現わした。ショッカーの地中怪人モグラング、ゴッドの盗賊怪人ガマゴエモン、ネオショッカーの爆弾怪人カニンガージンである。
「如何に貴様であろうともこの者達には勝てまい。やれい!」
三体の怪人達が来た。だがそれに対しストロンガーは不敵に言った。
「フン、たった三体か」
「何!?」
ヨロイ騎士の声が引きつった。
「俺を倒したければ百体持って来るんだな」
「おのれ・・・その言葉地獄で言うがいい!」
剣を手にした戦闘員と怪人達が襲い掛かる。ストロンガーの両手に雷が宿る。
「電パーーンチ!」
雷を宿らせた拳で戦闘員を撃つ。拳を受けた戦闘員の胸に火花が生じる。
「電チョーーーップ!」
手刀を横に振る。打たれた戦闘員が火花と共に吹き飛ぶ。
「イィッ!」
戦闘員達が剣を振り下ろす。ストロンガーはそれを難なくかわす。だが数が多い。そこへ怪人達の攻撃も来る。
「ちいい、少
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