熱砂の騎士
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瞬く間に二体の怪人が倒された。後には戦闘員達の骸が転がっているだけだ。
「やはりな。最近よく出て来る連中だ」
変身を解き城は戦闘員達の死骸を見つつ言った。
「そっちにも来るのか?」
「ええ。怪人が出たのは初めてですが」
滝の問いに答えた。
「そうか。やはり何かでかい組織が動いているみたいだな」
「ええ。ブラックサタンやネオショッカーの様な」
見れば戦闘員達の格好はそれまでの組織の戦闘員達のものと酷似している。
「だが怪人が出て来るということは尋常じゃない。おそらくそれを指揮する大幹部が近くにいる筈だ」
「はい。若しかするとデッドライオンの他にもいるのかも」
「可能性は高い。インドでは鋼鉄参謀の他にゾル大佐と死神博士がいた」
「あの鋼鉄参謀の他にも・・・・・・」
かって自分を幾度となく窮地に追い詰めた強敵の他にも別の大幹部が同時に行動している事に城は戦慄した。だがそれは滝に悟られぬよう顔には出さなかった。
(超電子の力の時間内に全て倒せるか)
自らの切り札の事に思案を巡らせる。彼の超電子の力は絶大なパワーを誇るがその時間は僅か一分間しかない。それを過ぎると彼の全身が粉々に砕け散るのだ。
(だがやらなくてはならない。悪がこの世にある限り俺は闘う)
「おい」
滝が声を掛けてきた。
「あ、はい」
ふと気が付いた。
「行こうぜ。それはともかく油田へ行って奴等を倒そう」
「はい、そうでしたね」
滝の言う事は率直だが正しかった。例え敵がどれだけ強大であろうとも立ち向かい倒すのがライダーなのだから。
二人は再びバイクに乗った。そして走り去って行った。
二人の姿が見えなくなった。そこへ一枚の巨大なトランプのカードが舞い降りて来た。それはスペードのキングだった。
「クックック」
カードから誰かが出て来た。例の白服の男である。
「あの時から更に腕を上げたな。そうでなければ面白くない」
城と滝が走り去った方を見つつ笑った。
「腕を磨くがいい。貴様は俺がこの手で倒すのだからな」
男はトランプのカードを放り投げた。そしてその中に消えた。
リビアの油田のほとんどは砂漠にある。それも北東部に集中している。
その為パイプラインや施設もその地域にある。ここがリビアの生命線とも言える。
生命線を守る為警護は固い。あちこちに軍人の姿が見える。
施設は極めて近代的だ。コンピューターで制御され内部は技術者や科学者達が動き回っている。その施設の陰に隠れるようにして彼等はいた。
「感づかれるな」
ヨロイ騎士が物陰に隠れながら戦闘員達に命令する。戦闘員達の手にはそれぞれ鋭い剣がある。
「施設内に爆弾は付け終わったか」
一人の戦闘員に聞く。
「ハ
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