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八条学園騒動記
第七百八十九話 境界知能その一

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                境界知能 
 四人で今度は海賊船の中に入ってだ、中の再現されている海賊の生活を見ながらスターリングは言った。
「今僕達が話している馬鹿って海賊になれるかな」
「なってもすぐに死ぬわよ」 
 蝉玉は即座にこう答えた。
「海賊も馬鹿だとね」
「出来ないね」
「そうでしょ」
 こう言うのだった。
「それこそ馬鹿だと」
「真っ先に死ぬね」
「今私達が話しているみたいなレベルの馬鹿だと」
「とことんまで馬鹿なら」
「もうね」
 それこそというのだ。
「真っ先に敵か嵐にやられて」
「死ぬね」
「それかあんまりにも酷くて」
「頭だけじゃなくて性格も悪いから」
「そうした馬鹿はね、それでね」
「仲間内でも嫌われて」
「馬鹿で何の役にも立たなくて」
 海賊の仕事が出来ずというのだ。
「それで性格も悪いとなると」
「仲間も嫌になって」
「それでね」
 そうなりというのだ。
「殺されるからもね」
「海に落とされたりして」
「海賊船で殺すのなんて簡単でしょ」
「海のど真ん中で船から突き落としたらいいね」
「もうそれでね」
 そうするだけでというのだ。
「いいのよ、だからね」
「あっさり殺されるね」
「海に落とせば」
 船からというのだ。
「それで終わりよ」
「海賊だとね」
「後は溺れ死ぬか鮫の餌よ」
「地球だとそうだね」
「今は星によっては大蛸とか恐竜いるから」
「若しそうした星で海賊やるとそうした生きものの餌だね」
「どっちにしろ簡単に死ぬから」
 船から海に落とせばというのだ。
「そうした馬鹿は海賊になってもね」
「すぐに死ぬね」
「淘汰されるわ」
「海賊の世界も厳しいしね」
「アウトローで昔の技術で自然や敵と向かい合うなら」 
 そうした世界で生きるならというのだ。
「どうしようもない馬鹿はね」
「真っ先に死ぬか」
「仲間から邪魔と判断されて」
「処刑だね」
「少なくとも詐欺師に簡単に騙される程度だと」 
 そのレベルで愚かならというのだ。
「政府のスパイとかにアジトあっさり言ったり」
「ああ、それ致命傷だね」
「お店で自分達の秘密べらべら喋ったり」
「敵対している海賊がいても」
「そんなこと繰り返してね」
「何度もだね」
「一度でもアウトなのに反省とかしないで」
 そうであってというのだ。
「責任も自覚しないから」
「そうした世界だと処刑確実だね」
「仲間内でね」
「そうなるね」
「どうせここまで馬鹿だと」
 それならというのだ。
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