第百六十話 大きくなりたいその二
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「無理よね」
「超人の域よね」
「もう九州の子言うじゃない」
「九州ね」
「ほら、九州の野球ってホークスだから」
福岡ソフトバンクホークスである、南海ホークスがダイエーに買収され福岡に移転してからのチームである。
「ホークスあの人にやられてるから」
「日本ハムにいた頃ね」
「十一・五ゲーム差あったのが」
圧倒的なこの差がというのだ。
「ひっくり返されて」
「大逆転V逸ね」
「大谷ショックって言う人もいるし」
「大谷選手に負けたから」
「だからね」
この歴史があるからだというのだ。
「余計に言うのよ」
「大谷選手は凄いって」
「バケモノだってね」
「事実バケモノよね、あの人」
理虹もそれはと言った。
「あそこまでいったら」
「そうよね、だから幾ら食べて運動しても」
「あの人は別格ね」
「またね」
そうだというのだ。
「鳴海っちも大谷選手になるつもりないし」
「ラグビーでも」
「一九〇はね」
大谷翔平の身長は一九二と公表されている。
「そこまではって言ってるから」
「じゃあどれ位って言ってるの?」
「一八〇あったら」
それ位ならというのだ。
「いいってね」
「言ってるのね」
「そうなの」
「それでも十分高いわね」
「そう、だからね」
それ故にというのだ。
「流石にね」
「大谷選手位はっていうのね」
「あそこまで高いと」
かな恵はそうなると、と言った。
「かえってね」
「高過ぎてね」
「あちこち頭ぶつけるし狭い思いもね」
「するわね」
「アメリカでもね」
大谷選手が今いるこの国でもというのだ。
「大谷選手大きいでしょ」
「メジャーの選手の中でもね」
「大き過ぎるとね」
アメリカでもというのだ。
「狭くなるわよ」
「そうなるものね」
「日本だと特にね」
「だから大谷選手位に大きくなると」
「かえて不便だと思うわ」
こう理虹に話した。
「やっぱりね」
「だから一八〇位ね」
「一八〇でも結構頭ぶつけそうだしね」
背が高いあまりにというのだ。
「だからね」
「それ位が限度ね」
「そう思うわ、背が高過ぎてもね」
「かえって困るのね」
「世の中ってね」
「そんなものね」
「それに背が高くても低くても」
そのどちらでもというのだ。
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