2 俺のパートナー達!
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アサヒSide
「よし、んじゃあ行きますかね。」
サトシと出会ってから5年が過ぎ、10歳になった俺は身支度を整えると、旅に出る用意をして家を出て、地元マサラタウンにあるオーキド博士というポケモン博士の下に向かっていた。
今日は俺がポケモンをもらう日……正直言って緊張しているが、でも、どんなポケモンに会えるかワクワクもしている。
「生のポケモンかぁ……どんなのに出会えるんだろう。あ、着いた。」
大きな風車が目立つオーキド研究所に着くと、深呼吸をして扉をノックした。
「はいはい?おぉ、キミは……?」
「初めまして、今日旅立つトレーナーのアサヒです。」
「おぉ、アサヒくんか!キミはよく読書をしておったな?」
「あ、はい。スクールの成績ではシゲルを抜いたことも有ったからな。将来が楽しみだと思っておったわ。ささ、上がりなさい。ポケモン達も待っている。」
「は、はい!失礼します。」
研究所内に入り、その奥にある機械には赤と白のボール、ポケモンを入れるモンスターボールが3つ並んでいる。
「今3匹全部がおる。炎タイプのヒトカゲ、水タイプのゼニガメ、草タイプのフシギダネがな。」
「フシギダネ、ヒトカゲ、ゼニガメ……ですか。」
3つ並べられたボール、その内の一つを掴むと中には入っていたポケモン……ヒトカゲを出す。
「カゲ!」
「ヒトカゲにするのかね?かなり根気のいるポケモンじゃぞ?」
「この子にします。何か、その方が良いと思うので。……ヒトカゲ、宜しくな。」
ヒトカゲの頭を撫でると、ヒトカゲは擽ったそうに笑う。
そして、一度家に帰ると両親にヒトカゲを紹介した。
「ヒトカゲ、なかなか可愛いじゃない。」
「大切にするんだぞ?」
「勿論……ん?」
「二〜!」
「ミニリュウ、どうした?」
俺は赤ん坊の頃に一緒にいた卵から生まれた蛇に似たポケモン、ミニリュウを抱き上げると頭を撫でる。すると、ミニリュウら嬉しそうに鳴き声を挙げる。
ミニリュウ、卵から孵化したポケモンで父から聞いた話ではドラゴンタイプという珍しいポケモンらしい。
ミニリュウは俺が7歳になった時に孵化して、それから一緒に過ごしている友達だ。人懐っこくてヒレが愛らしいのが特徴だ。
すると、ヒトカゲがミニリュウに向かって吠え始めた。
「どうしたヒトカゲ?」
「あらあら、ヒトカゲちゃんヤキモチ妬いてるのかもねね?アサヒ、ミニリュウちゃんも旅に連れて行ってあげたら?」
「え?いいの?」
「多分良いと
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