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スーパー戦隊総決戦
第十話 奈良においてその五
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「俺達も探してるけれど」
「そうだよな。中々ないよな」
「何処にあるのかしら」
 ゴセイブラックとゴセイイエローが腕を組んで考える様子になっていた。
「この辺りにあるっていうけれど」
「一体」
「だから俺達も探してるんだよ」
「あんた達より先に見つける為にね」
 また抗議めいて言い返すヤバイバとツエツエだった。
「とにかくだ、ここはな」
「蹴散らしてやるわよ」
「やっぱり戦いは避けられないか」
「そうね。それにしても」 
 ゴセイブルーとゴセイピンクはここで目の前の一団を見る。そのマスコットの団体がかなり気色悪い。妖怪にしか見えないと言ってもいい。
「これはまた悪趣味だな」
「私達から見てもね」
「まあオルグよりずっと外見は悪いよな」
「夢にまで出そうね」
 これはヤバイバとツエツエから見てもであった。
「こんなの誰が考えたんだ?」
「気持ち悪くてインパクトはかえって凄いけれど」
「まあとにかくだ」
「行きなさい、そのゴセイジャー達を倒しにね」
「ナラッ!」
 そのマスコット達が二人の言葉に一斉に応える。そしてゴセイジャー達に向かって来た。その異様な外見の軍団が団体で来たのだ。
 ゴセイジャーの面々はすぐに武器を出した。そのうえで戦う。 
 マスコット達はその手で殴りかかる。数は異様に多い。
「何だこの連中」
「戦闘力は大したことないけれど」
 ゴセイレッドとゴセイピンクは二人背中合わせになりながら戦いそのうえで言う。
「それでも数が」
「おまけに見ているだけで気分が」
「そうだよな。本当に気持ち悪いよな」
「見続けているとそれだけでね」
 これはヤバイバもツエツエも同じだった。
「しかも街のあちこちにいるしな」
「あまり気分のいいものじゃないわよね」
「けれどこれは」
 ここでまたジャグリングオルグが言う。
「かなり使えますよ」
「まあ俺達にとっても気分のいいものじゃないけれどな」
「それでもね」
 まさにそれでもだった。
「この連中にとってダメージになるのならな」
「いいことね」
「くっ、こいつ等」
「こんなことをするなんて」
 ゴセイブラックとゴセイイエローも背中合わせになって戦っている。その二組の間にゴセイブルーが一人いてそのうえで戦っている。
「どうやら嫌がらせだけは」
「結構才能があるみたいね」
「おい、才能があるなんて言われたぞ」
「そんなのはじめてよ」
 かえって驚く彼等だった。
「今までよ、ずっとお笑いだの何だのって言われてきたけれどよ」
「遂に私達の時代なのね」
「中々わかっている連中みたいだな」
「確かに」
 ここでヴァッフォとミゲラも出て来た。
「ゴセイジャー、見所はあるようだな」
「少なくとも他の連中の様なことはない
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