第一章
[2]次話
狐と狸は親戚
今ふわりの家族である国咲家の息子でラーメン屋のチェーン店でラーメンを作っている洋介は家でだ。
動物図鑑を読んでいたがここで母の百合子に言われた。
「あんたが図鑑読むなんてね」
「子供の頃は読まなかったよな」
「あんた勉強嫌いだったしね」
「だから高校出てな」
リビングのソファーに座って図鑑を読みつつ母に応えた。
「大学に行かずにな」
「ラーメン屋さんに就職したわね」
「ああ、元々就職するつもりだったしな」
高校を卒業したらというのだ。
「高校の時からバイトしてたし」
「そのまま就職したわね」
「正社員でラーメンの腕も評判いいしな」
だからだというのだ。
「いいだろ」
「勉強出来なくてもいいのよ」
母はこう返した。
「健康でちゃんと働いていたらね」
「親父とお袋ずっとそう言ってるな」
「それにあんた赤点は取らなかったし」
そこまで成績は悪くなかったのだ。
「よかったわ」
「そうなんだな」
「ええ、それでね」
母はさらに言った。
「どうして図鑑読んでるのよ」
「いや、ネットで生きものの動画観てな」
洋介は母に答えた。
「それでその動画がよくてな」
「生きものに興味を持ってなの」
「アマゾンで買ったんだよ」
「そうなのね」
「それでな」
洋介は読みつつ言った。
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