第二章
[8]前話
「大阪は食いだおれの店だろ」
「食いものは美味いな」
「それがウリの街でな」
それでというのだ。
「只でさえ美味い店が多くてな」
「ラーメンもそうでか」
「もうどの店に入ってもな」
これがというのだ。
「美味くてな」
「紹介も大変か」
「最近は一日二件更新してるよ」
笑って話した。
「これまではペースが速くても一日一件だったのがな」
「二件か」
「倍だよ」
速い時のというのだ。
「如何に凄いかわかるだろ」
「流石は食いだおれの街だな」
「全くだよ、だからこうして」
名倉は笑って話した。
「お昼もな」
「難波に出てか」
「ラーメン食べてるんだよ」
細木を誘って難波、二人が働いている職場のある上本町からわざわざ難波に来てラーメンを食べつつ話す。
「こうしてな」
「手間もかけてか」
「そうだよ、そしてな」
「仕事が終わってもだな」
「難波に出て」
そうしてというのだ。
「食ってるんだよ」
「大変だな」
「ああ、しかし美味い思いしてるんだ」
ラーメンを食べつつ話した。
「楽しいさ」
「それは何よりだな」
「今日の仕事帰りも食うよ」
笑顔で言ってだった。
名倉はラーメンを食べた、そしてすぐにインスタグラムを更新した。そして仕事帰りもそうしたのだった。
ラーメン街を巡って 完
2025・2・21
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