第一章
[2]次話
ラーメン街を巡って
サラリーマンをしつつインスタグラムで様々な店を巡ってどの店が美味いかを紹介している名倉豪一七〇位の背できりっとした顔立ちで短い黒髪に大きな耳が印象的な痩せた彼はまずいと思った店については書かなかった。ネットでは美味い店を紹介するグルメインフルエンサーとしてかなりの人気を得ている。
「そういうのは好き嫌いでまずいと書かれてその店の評判落ちたらな」
「よくないからか」
「ああ、そのお店と働いている人の生活もあってな」
同僚の細木直実小さな細い目にやや波がかった唇で黒髪をスポーツ刈りにした名倉と同じ位の背丈と体格の彼に話した。
「個人的主観だからな」
「美味いまずいはか」
「美味いって書いたらその店が繁盛するしな」
「そっちはいいか」
「ああ、褒めることがな」
これがというのだ。
「大事だろ、こうしたことは」
「ネットでお店の味がどうとか書くならか」
「主観で美味いと思ってるだけでもな」
「それを書くんだな」
「俺はな、インスタは好評で何よりだけれどな」
「ポリシーは守るんだな」
「絶対にな」
こう言って実際にだった。
彼は美味いと思った店の紹介に専念した、そしてだった。
難波のラーメンに挑んだ、横丁もあれば他にもだ。
色々な店がありまさにラーメン街だ、そこを巡ったが。
「いや、大変だよ」
「難波はラーメン屋も多いからな」
細木は名倉に応えた。
「だから食う店も多いな」
「ああ、しかもな」
名倉は細木にこう返した。
[2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ