第一章
[2]次話
甘いものを多く食べても
宇山祈里は茶色の長い髪の毛をツインテールにしている、小さな頭に大きなはっきりとした二重の目にピンクの小さな唇を持ち一五七位の背ですらりとしている、そのスタイルはかなりよく。
「これならブルマも似合うわね」
「今時ブルマなんてないから」
すぐに友人の角川燕が言って来た、背が高く黒髪をおかっぱにしていて切れ長の目と大きな紅い唇を持っている。背は一六〇程で胸が大きい。二人共白い体操服と赤い膝までの半ズボンだ。
「何時の時代よ」
「アニメでももうないわね」
「滅多にね、けれど確かにね」
燕は祈里のスタイルを見て言った。
「あんたスタイルいいわね」
「部活のお陰ね」
祈里はにこりと笑って答えた。
「水泳部でね」
「いつも泳いでるから」
「水泳って身体全体を動かすから」
だからだというのだ。
「カロリー消費激しいから」
「あんたスタイルいいのね」
「ええ、有り難いことよ」
祈里はにこにことして言った。
「じゃあこの体育の授業も」
「頑張るわね」
「そうするわ」
陸上の高跳びをしていたが結構跳んだ、祈里は軽やかな動きだった。
そして昼は弁当を食べたが。
「いつもながら食べるわね」
「いや、お弁当の大きさあんたと変わらないわよ」
「デザートよ」
まずは苺を食べ次に持って来たお菓子を食べる祈里に言った。燕は祈里と向かい合って座っていて今は紙パックのお茶を飲んでいる。
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