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八条学園騒動記
第七百八十八話 勉強することその八

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「救えない馬鹿よ」
「人じゃ無理だね」
「そりゃ弥勒菩薩さんだと」
 五十六億七千万年後にこの世の全てを救うと言われるこの仏ならというのだ。
「そんな馬鹿でも救えるわよ」
「それだけの力はあるね」
「あれだけの仏様になるとね、けれどね」
「人間では無理だね」
「そんな馬鹿を救うことはね、それでそんな馬鹿は頭もどうにもならない位駄目だけれど」
 それこそ白痴レベルでというのだ。
「性格もね」
「悪いね」
「馬鹿過ぎると常識や分別もないから」
 そうであるからだというのだ。
「そっちもね」
「どうしようもなくて」
「偏見の塊で」
 そうであってというのだ。
「人の話も自分に都合が悪いとね」
「聞かないね」
「フェイクとか言ってね」
「大勢の人が必死に言っても聞かなくて」
「それどころか馬鹿にしてくるから」
「性格も悪いね」
「自分も振り返らなければ」
 間違っているかどかだ。
「向かい合うこともないし」
「そういえば人に反省していないとか偉そうにも言うね」
「自分が一番反省していないのよ」
 そうだというのだ。
「これがね」
「そうだよね」
「だからもうね」
「人間じゃ救えないね」
「というか極端に頭も性格も悪い馬鹿を見て」
 その目でというのだ。
「救いたいって思えるか」
「それで迷惑した人ならかえって追い打ちかけるかもね」
「そうでしょ」
「かえってね」
「そうしてもおかしくないね」
 スターリングも言った。
「ある意味海賊より酷いし」
「そんな馬鹿はね」
 蝉玉も言った。
「そう思うわよね」
「助けないどころか」
「もっと酷い目に遭わせてやろうってね」
「思うかもね」
「自分達も迷惑してるなら」
「いいところがなくて」
 頭も性格も悪くというのだ。
「それで迷惑していたらね」
「破滅していても助けるどころか」
「止め刺したくなるよ」
「そんな馬鹿にはね」
「いや、馬鹿もね」
 スターリングはここでも顔を顰めさせて述べた。
「色々いるけれどね」
「最悪の馬鹿っているわね」
「愛嬌も何もないね」
「更正することもない」
「悪質でどうにもならない」
「頭も性格も悪いね」
「そんな馬鹿が破滅しても」  
 そうなろうともというのだ。
「僕は自覚していてもしていなくても」
「泣き叫んでいても」
「助けてくれなんて言われたら」
 その時はというと。
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