第二章
[8]前話
「いいわ」
「そうだよね」
「それならね」
「それじゃあね」
「ええ、けれどもうすぐ三十路でもいいのね」
「いいよ、それはそれでね」
夫は妻ににまあと笑って話した。
「そそられるから」
「そうなのね」
「人妻のミニスカってそれはそれでね」
「自分の奥さんでもなのね」
「それだけでえも言われぬ響きと雰囲気で」
「あなた的にはそそられて」
「それでね」
そうであってというのだ。
「いいから」
「私にはなのね」
「二人だけの時は穿いていて欲しいんだ」
ミニスカートをというのだ。
「是非ね」
「そういうことね」
「それでいいかな」
「私もあなたがそそられるならね」
妻として応えた。
「いいわ、それで子供が出来たらね」
「余計にいいね」
「それじゃあね。お家の中では絶対に穿くし」
「外でもね」
「あなたと二人でいるならね」
その時はというのだ。
「穿くわ」
「そうしてね」
「ええ、ただわかってるわね」
ここで妻は夫に怒った様な顔になって言った。
「私以外にはよ」
「こうしたこと言わないよ」
「ええ、この場合の人妻はね」
「奥さんだけだね」
「そうよ」
そうなるというのだ。
「もうね」
「それは当然だよ」
夫は真顔で返した。
「僕もわかっているから」
「宜しくね」
「ええ、じゃあ今夜もなのね」
「いいかな」
「いいわ」
今度は微笑んで応じた。
「ベッドでね」
「それじゃあね」
「ただね」
ここで妻はこうも言った。
「その時はスカート脱ぐでしょ」
「お互い裸になるしね」
「だから別にミニスカ穿かなくてもよくない?」
「いや、それは違うよ」
夫は即座に否定した。
「ミニスカ姿を見るとそそられるから」
「いいの」
「そうだよ、その時は裸になっても」
スカートも脱ぐがというのだ。
「その時の姿はいつも頭にあって」
「夜もそうだから」
「いいんだよ、だからね」
それでというのだ。
「これからもね」
「二人だけの時は」
「宜しくね」
「事情はわかったし夫婦ならね」
いいとだ、妻はあらためて応えた。そして夜はそのスカートを脱いで裸になった。そのうえで夫と肌と肌を重ね合ったのだった。
人妻のミニスカート 完
2025・2・19
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