十三話 流星になった漢達(前編)
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ャマーの著しい電波障害の性質上、かなり近い場所で指揮を取らねばならない問題をクリアする必要がある。
ここで九分九厘落ちる。実際、公式に戦果を上げて更に運用出来たのはジョンの部隊のみだった。
裏切りのリスク、またブルーコスモスに睨まれるリスクを考えると、殆どの部隊は『ナチュラル』オンリーの部隊しか運用できないのだ。
え、一昔前の督戦隊のように、家族人質にして後ろで銃構えて脅せば良い?
それは2つの理由でできない。
1つ目、オーブやジャンク連合など、コーディネーター、ナチュラル関わらず人権問題に物申せる勢力が現存しているから地球上のみに限定しても、情報統制しきれない。
2つ目、具体的に自分達をコーディネーターが裏切った時の粛清ってどうやるの?
ナチュラルがモビルスーツを運用できない以上、コーディネーターの搭乗モビルスーツに対してナチュラルが撃破目的で銃口を向けられるのは鈍重な艦艇の銃口か、メビウスやスカイグラスパーのみ。
だが、上記全て世界樹戦争含む各地の戦争でジンの速さに付いてこれず撃墜された。つまりは、『監督役として不適切』
現実でも一部実現している、外側から電波通信により機体に干渉するという案も、ニュートロンジャマーの副産物の電波障害により実現不可。
本人に拷問、脅迫?やっても良いがその後載せたコーディネーターが裏切らない保証はゼロ。
武装など使わなくても、20メートルの金属製の巨人の腕でも振るえば、乗った車ごとミンチに出来る巨人に今から乗る相手に脅迫や拷問!
なお、一定以上傷つけたり、下手に薬品など使えば当然味方側のコーディネーターは容易く撃墜され、プラントのコーディネーターに諸共殺されるだけ。
さあ、誰かやってみよう!
勿論、誰も居なかった。
連合も、ブルーコスモスの思想優先でただ指を咥えて連合の敗北をながめてた訳では無い。
アズラエル財閥の仲立ちにより、コーディネーターのパイロットごと『クォーターガンダ厶mark2』と呼ばれる機体を貸し出す体にして地球各所に配置。
ザフトのジンに対するカウンターとして配備した。
これは、指示命令系統がアズラエル財閥にあるというデメリットがあるものの、格安でモビルスーツが配備されるメリットはそれを遥かに上回り、概ね好意的に受け止められた。
そもそもどの国も程度はあれど、疲弊しているのだ。
国家運営側にしていれば、『正直国家防衛できればブルーコスモスの差別主義とかどうでも』が本音であった。
しかし、忘れてはならない。
『懐がきつい』のは、アズラエル財閥もである。
各国にモビルスーツを貸す見返りとして、全地球連合側国家が出資
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