完
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の体調も考えてー 君達の言いたいことはわかった 石切監督にはワシのほうから敬意を伝えるよ 同時に素晴らしい生徒を育ててくれてありがとう これからもよろしく頼む ともな そうだ 君宛ての手紙を預かっている 封は開けてないぞ おそらく励ましの手紙だろう」
と、手紙の束を渡された。全国の人からの封書だった。中にはハガキも・・・応援と励ましのメーッセージが描かれていた。小学生らしき子からも・・・
休憩時間には、同級生とか下級生とかから、サインとか写メを頼まれていて、サインまでは出来ないけど、撮影には応じていたのだ。
そして、放課後の練習に顔を出して、みんなに心配掛けたことの挨拶をして、しばらく練習を見ていたのだけど・・・莉子の新キャプテンのもと、元気な声が聞こえていて、3年生の中でも花梨だけは参加していた。私は、そのうち 一緒に動けない自分に耐えきれなくなってきて、花梨に帰ると伝えていた。
「そう みずきに一緒に帰るように言おうか?」
「ううん 大丈夫 ゆっくり 帰るから ひとりで」と、言って帰ってきたのだ。家に帰って、励ましの手紙を眺めて、独りで泣いていた。私 応援してもらっても もう 前みたいに動けないかもーと・・・不安だった。
数日後の放課後、私が帰ろうとすると花梨がやって来て
「水澄 帰るん?」
「うん リハビリに行かなきゃあーね」
「そう クラブにも顔出してよー 2年生を見て欲しい」
「だね でも・・・」
「ウチな 全日本ジュニァに出ようと思う 校長の意向もあるし 監督の立場もあるからな 大人の事情ってやつやー」
「そう 良いんじゃーぁ無い 頑張ってね」
「水澄 その後は ウチは待ってるでー 復帰するの また ペァでー」
「・・・花梨 私は もう 前みたいにステップ出来ひんかもしれん・・・ 以前と同じ状態まで戻すのは難しいって先生もゆうとるんやー 神様にそっぽ向かれたんやー」
「そんなこと無いやろー 水澄は今は 弱気になってるだけやって! 頑張れば・・・」
「もう あかん 神様に見放された気がする」
「なに アホなことゆうとるんやー 仮に左がアカンでも右足があるやろー それでもアカンかったら ウチがおるヤン カバーしたる! それが相棒やろぅ!」
「・・・花梨・・・オリンピック行くんやろー 私は、負担になりとー無い 頑張ってー ペァの相手は高校に行ったら見つかるってー 花梨にふさわしい子が」
「なに言い出すネン ウチの相棒は水澄しかおらへん ず〜っとやってきたヤン 絆忘れたんかぁー 乳揉んだろうか?」
「もう ええねん やめてー ・・・ 花梨 あの決勝の前の晩 若葉は足を摩ってくれて、花梨は・・・私の胸を撫でててくれたやんかー あれ
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