暁 〜小説投稿サイト〜
彼は いつから私の彼氏?
13-3
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 翌朝は、早くからお母さんとお兄ちゃんが来てくれて

「おはよう 眠れた?」

「ううん 私ね どうしてこんなことになっちゃたんだろうとか 全中の大会も近いのに クラブのみんなに申し訳ないなー とか 後悔ばっかりでー でもまた 頂点に立ちたかったなぁー」

「・・・水澄ちゃん・・・あなた 太子女学園の3年生よね」と、慌てたように聞いて来た。

「そーだよ なに いまさらぁー」

「うん いいの 朝ご飯 食べて無いの?」

「う〜ん 食べたくないの それよりさー お母さん おトイレ連れてってー 我慢してるの」

「あっ そーなの 2.3日はあんまり動かさないほうが良いって 先生がー だから おしめしてるのよね」

「う〜ん みたいね こんなの 駄目に決まってるじゃぁない だからぁー お願い」

 と、お兄ちゃんとお母さんとで車椅子で連れて行ってもらって、何とか済ませて

「あのさー 今 穿いてるの もしかして お兄ちゃんのじゃないの」

「うん だってさー 今はギブスとかで固定してるから ゆったりとしたのじゃぁないとねー」

「ギャァー お母さん なんてことするのよー 私に恨み あるのぉー」

「何を大袈裟なー ちゃんと洗ってあるから 大丈夫だよ」と、お兄ちゃんは普通に言っていたけど

「当り前やんかー 赤ちゃんできたら どーすんのよー!」

「アホかぁー お前 そんなこと言っても 俺と一緒にお風呂入るん 平気やってゆうとったやないかー」

「それと これとは 別やー お母さん 何とかしてぇなー 着替えは?」

「わかってるわよー 着替えましょうね 達樹 ちょっと 出てて」と、着替えながら、上は試合着のままだったのだ。何で試合着だったのかしら? と思う私に、お母さんは

「後で、先生とお話しましょうね 今後のこととかあるでしょ」と、言っていたが

 そうだ 私は その時は 今後も卓球も続けられるんだろうか とか 色んなことが頭に浮かんできていた。

「なぁ お母さん また おしめ しなきゃぁダメなの?」おしめ以外はひまわりの絵柄の甚兵衛さんだったのだけど

「そうね 今日1日ぐらいわね 我慢しなさい お漏らしするほうが 恥ずかしいでしょ」

「うぅー 這ってでも トイレに行く!」

「何 言ってんの1日だけよ」

「あのさー お母さん ・・・両脇紐になってるパンツあるヤン あれっ いい? だって 脱がないでええヤン」

「・・・わかったわ 明日ね」

「ウン レースのついた可愛いのね! 色が濃い方が良い」

「でも看護師さん達を刺激しないようにしないとね! 水澄 どうして そんなの知ってるの?」

「えっ まぁ 売り場にあるから・・・香とか智子も穿い
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ