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彼は いつから私の彼氏?
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ているの見せてもらったわ」

 お昼ご飯が出てきたのを見て、お兄ちゃんが

「へぇー こんなに貧祖なんだー かわいそうにな」 白身魚煮つけに野菜の煮たもの・・・確かに・・・

「じゃぁ 俺 帰るわ 宿題も残っているしー」

「お兄ちゃん お願いあるの みずきのこと あの子 お盆の間 一緒にトレーニングするって言ってたけど 出来なくなったからって謝っておいてー まぁ お兄ちゃんが一緒にやるって言うんならかめへんけどー お気に入りでしょ!」

「水澄・・・お盆の間ってー」まだ 続けようとするのを、お母さんが

「達樹 あのね あのおばあちゃんにも 一応 入院していること伝えておいてちょうだい お見舞いは まだ バタバタしているから、落ち着いてからでいいって」と、お兄ちゃんを連れ出していた。

 お昼過ぎから、先生の回診があって

「うん 傷口も化膿もしている様子ないし 順調だよ」

「先生って お盆休みも無いんでしょ? 大変だね」

「うー まぁ お盆なぁ・・・ そんな感じなんだ・・・君は中学のチャンピオンらしいね」

「まぁ 去年のね 今年も頑張るつもりだったんだけど・・・大会直前にこんなことになってしまって 夢が飛んでしまったの 練習中 みんなから 無理するなって言われていたのに 私 バカだから、調子に乗ってステップ続けていてー ねぇ 先生 私 前みたいに 治るんでしょうか?」

「ああ 焦らずにリハビリを続けて行けばね」

 診察を終えて、先生はお母さんに話があるからと、病室を出て行った。その後、検査があるからと、又、MRIの検査を受けて、診察室に連れられて、手術をしてくれた先生とは別の人に、手足のしびれはないかとか、普通に生活の話とかを聞かれたのだ。

 終わって、お母さんが先生と話があると言うので、しばらく待たされて、その後、車椅子を押してくれたのだけど「お母さん 違うよ あっち」「いいの 今日から 個室に変わるのよ」と、途中 待合のベンチでクラブの仲間達と監督がお見舞いに来てくれていた。私の姿を見て駆け寄ってきてくれて、真っ先に花梨が

「水澄 ごめんなー あの時 ウチが飛べぇーってゆうたもんやからー」

「なんの話 花梨 いっつも そーゆうてるヤン」

「あっ あー ごめんなさいね この子 先に病室に連れて行くから、もう しばらく ここで 待っててくださる」と、お母さんは慌てた様子で私の椅子を押して、看護師さんと病室に向かったのだ。

「わぁー 広い 窓も大きいわぁー」

「そうね ここなら お母さんも泊まって お世話できるからー」

「お母さん いいよ! だって お父さんもお兄ちゃんも居るんだしー」

「いいの あの人達は子供じゃぁないですから 自分達でなんとかす
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