第二百二十三話
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第二百二十三話 ファミコンだけじゃなかった
博士はゲーム機を出した、それは幾つかあり。
「セガにピーシーエンジンじゃ」
「こうしたのもあったんですね」
「それでエムエスエックスじゃ」
こちらもあった。
「エムエスエックスはパソコンじゃがな」
「だからキーボードがあるんですね」
「かつてはこうしたのもあった」
「ファミコン以外にも」
「全てなくなったがな」
「そうだったんですね」
「パソコンもじゃ」
博士は小田切君にこちらの話もした。
「かつては複数あったのじゃ」
「あっ、それは聞いています」
小田切君はすぐに答えた。
「僕も」
「そうなのじゃな」
「はい、マイクロソフトまではですね」
「何種類もあってな」
「それぞれの機種によってゲームも違ったんですね」
「そうであったのじゃ」
こう小田切君に話した。
「そちらもな」
「色々複雑だったんですよね」
「それでじゃ」
その為にというのだ。
「把握しきるのもな」
「難しかったんですね」
「それがひとつになったしな」
「ウィンドウズが出てから」
「そうなりゲーム機もな」
これもというのだ。
「やがてな」
「色々あったのが」
「減っていった、かつてはピーシーエンジン等も雑誌があった」
「そうだったんですね」
「それがな」
「なくなっていったんですね」
「まずはそうした機種の雑誌からなくなり」
そうなりというのだ。
「やがてな」
「ファミコンの雑誌もですね」
「そうなっていったのじゃ」
「歴史ですね」
「うむ、これもまたな」
博士は寂しい顔で話した。
「寂しいがな」
「歴史なのは事実ですね」
「歴史には寂しい話もあるが」
「ゲーム機の歴史もですね」
「それがあるのじゃ」
こう小田切君に話した、語る博士の顔は実際に寂しそうで話を聞く小田切君もそうした顔になったのだった。
第二百二十三話 完
2024・12・1
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